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現象は一つでも解釈は無限

2014/01/05

みなさん、あけましておめでとうございます。

2014年最初の記事なので今年の抱負を事細かく書こうと思ったのですが、年末に小学校からの付き合いの友人と飲みに行きましてですね。そこでちょっと面白い現象があったので、そのネタを書こうかと思います。というわけで2014年の抱負は今回の記事では簡単に、「今年こそ毎日更新とは言わないまでも週1回ぐらいは更新したいなぁ」ということで心を引き締めている所存でございます。その他の抱負は別途書きますね。

とあるピザにまつわる他愛もない話

ひとまず友人の名前を仮に「佳くん」と「潤ちゃん」にしておきますね。

で、だいたい年末に集まってどうでもいい話をするのが恒例になってるのですが、2013年末も池袋に集まることになりました。で、潤ちゃんは12月30日にも関わらず仕事だったので、佳くんと先に喫茶店に集まって飲みに行く店の相談をしていました。

佳くんは安くて旨い店が好きなので、スケジュール調整メールの時からとある居酒屋(仮に「清」とします)なんてどうかと打診していました。なぜ清押しかというと、清のホームページに載っている390円のピザが食べたくてしょうがない様子でした。まぁ、僕はネタになればどこでもいいので清でいいんじゃネって感じだったのですが、潤ちゃんはちょっとぐらい高くてもいいから落ち着いて話せる店が良いという要望をメールでは挙げていました。

さて、1時間後に仕事の終わった潤ちゃんも到着して最終的に店を決める際に佳くんがトイレに立ちました。すると前振りもなく潤ちゃんが「清さー、あのピザがなんか駄目だったんだよねー。390円ってどうなのよ?」と僕にいきなり話し始めたのです。

なんということでしょう。

一方では390円のピザが美味そうだと好意的に捉えていて、もう一方では390円のピザはもう40歳近いオッサンが食べるもんじゃないでしょと否定的に捉えているのです。ここで発生している事実は「ホームページに390円のピザが掲載されている」という点だけです。その事実を人の目というフィルタを通すことにより、全く逆の解釈となってアウトプットされてくるわけです。いやー、不思議不思議。

二人の友人の現在の仕事という情報を付与しましょうか

ちなみに佳くんの現在の仕事は、大手アニメ関連企業の子会社で、アニメ系のゲームアプリのプロデュースをおこなっています。最近リリースしたアプリもそれなりにヒットして、インターネッツというラットイヤーな業界で日々働いておりまする。

潤ちゃんの今の仕事は某国立大学医学部の研究室で、10年以上も同じ実験をラットと戯れながら毎日のように繰り返す生活をおくっています。もちろん医師免許を持っているので診察(内科)にも出るそうなのですが、僕と佳くんは絶対に潤ちゃんの診察は受けたくないと心に誓っています。

大手アニメ関連企業で忙しく働いているピザ好きの佳くん
国立大学医学部で実験ばかりしているファストフード嫌いの潤ちゃん

さて、なにかまた印象は変わりましたか?

さらに二人の趣味という情報を付与しましょうか

佳くんはここ1~2年トライアスロンにハマっていて、毎日のように10キロ近く走ったり数時間泳いだりしています。そのせいか体脂肪率は10%前半で、かなりガッチリとした体型になっています。飲みに来る前も15kmぐらい走ってきたそうです。うーん、筋肉バンザイ。

潤ちゃんの趣味は昔からアニメで、特に最近は京都アニメーションがお気に入りのようで飲みながら熱く語ってました。なお、体型はまぁ40歳近いオッサンなのでそれなりにぽっちゃりとしてきた印象があります。実験が忙しくて運動する時間も無いようなのでしょうがない話です。

大手アニメ関連企業で忙しく働いていて、トライアスロンが趣味のピザ好き佳くん
国立大学医学部研究室で実験ばかりしているファストフード嫌いの潤ちゃん(ただしアニメ好き)

さて、さて、なにかまた印象は変わりましたか?

婦人と老婆

婦人と老婆

有名な画像なので見たことがある人も多いと思います。視点を変えることにより老婆に見えたり婦人に見えたりする絵ですね。

ルビンの壺

こちらも同様に有名なルビンの壺という絵です。壺に見えたり向かい合う人に見えたりしますよね。

起きている事って一つだけなのに、不思議なことに見る人によって全く違う印象になります。電車が止まって「うわー、ふざけんな、ツイてねー」と思う人と「お、これでたこ焼きを食べる時間ができてラッキー」と感じる人が同時に存在するわけです。その人の状況や見え方によって一つの現象が全く逆になってしまうという事例です。もしあなたが発信者であるのであれば、一つの発言がまったく違う角度で捉えられてしまいあらぬ誤解を生むことだって考えられます。

何の本だったか忘れましたが、確か86ページあたりに自分の視野の広げ方について言及した内容が含まれていたような気がします。視野や見る角度を自由に変えることができれば、何事もないような日常からでもいろいろなネタを見つけ出すことができます。もしかしたらピンチがチャンスに見えるようになるかもしれません。

画一的な視点ではなく様々な立場からもっと客観的に物事を見れるようになりたいなぁ、というのが今年の僕のもう一つの抱負です。今年もよろしくお願いします。