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世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか

2017/02/04

最近、懇意にさせてもらっているピョートルさんが新刊を出されまして。

で、その感想を書こうと、ずっと記事タイトルを考えていたのですが、書籍のタイトル以上にキャッチーなフレーズが思いつかなかったので、そのまま記事タイトルにしちゃいました。怒られたら変えます。

ピョートルさんの詳しいプロフィールはこちら

ピョートル・フェリクス・グジバチ

ポーランド生まれ。ドイツ、オランダ、アメリカで暮らした後、2000年に来日。2002年よりベルリッツにてグローバルビジネスソリューション部門アジアパシフィック責任者を経て、2006年よりモルガン・スタンレーにてラーニング&ディベロップメントヴァイスプレジデント、2011年よりグーグルにて、アジアパシフィックでのピープルディベロップメント、さらに2014年からは、グローバルでのラーニング・ストラテジーに携わり、人材育成と組織開発、リーダーシップ開発などの分野で活躍。合気道も行う。

補足すると、10ヶ国語ぐらい喋れて、20ヶ国語ぐらい理解できて、世界各国でビジネスをおこなっている凄い人です。僕世代だと記憶にうっすらあるかもしれないですが、ポーランド民主化運動組織の連帯を指導したワレサ(レフ・ヴァウェンサ)議長が訪日された際の通訳も務めています。ちなみに僕と同い年です、神様って不公平ですよね。

前著「0秒リーダーシップ」の出版記念講演会のときに鬼嫁先生と息子先生が仲良くなって、それ以来のお付き合いになっています。

生き抜く術を心得よ!Google出身のエグゼクティブ、ピョートル・グジバチが語る「混沌の世の歩き方」
みなさま、こんにちは。鬼嫁こと大場ミミコです。 ここ最近、私の周りでは「今までのやり方は、もう通用しないんだなぁ」と感じるような出来事が頻繁に起こっています。テ…
someyamasatoshi.jp

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか

さて、前置きが長くなりましたが、ようやく本題です。世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのかという書籍は、仕事のスピードやクオリティを上げるために、ハイパフォーマーはどのような工夫をしているのか、ということをまとめた内容になっています。

書籍のタイトルに使われている「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか」というフレーズは、この本全体を現している隠喩で、いかに仕事を効率的に進められるか、いかに自分の業務を自動化させて次のチャレンジに取り組めるかなど、心構えや目標設定方法、効率的な学び方、ツールの使い方などが一冊にまとめられています。
 

で、タイトルの真意としては、メールでのやりとりは便利なようで、逆に時間がかかるということ。メールに資料を添付して確認を仰ぐのも一緒です。特にスケジュール調整なんて電話した方がすぐ調整できます。リアルタイムでやりとりできる、LINEやFacebookメッセンジャーなどのオンラインチャットアプリも時間短縮には有効です。

メールはそもそも「持ち帰り文化」であり、時間がかかることが前提のツールなのです。資料のブラッシュアップであれば、クラウド上の資料をみんなで修正すればいいわけです。それよりも直接会って、その場で作り上げてしまうのが一番スピーディです。

デジタルの象徴に思われがちなGoogleでは、実は小規模のミーティングが逐一おこなわれているそうです。なぜならその方が早く進むからです。メールを書くことで仕事をしている気になっていても意味がないわけですね。

ルールを破らないと、10倍は達成できない

有名な話ですが、Googleでは目標設定が前年比10%アップとかではなく、10倍を求められます。

10%のアップであれば従来のやり方を踏襲すれば可能かもしれませんが(いやそれじゃ無理なんだけど)、10倍となると前提条件や固定概念を破壊する必要があります。自分の安全領域から一歩踏み出して、リスクを負わなければいけません。

リスクは、「成功する」ために考えるもの

と本書内に書かれていますが、本当に重要な考え方です。保守的な仕事の進め方では、そのプロジェクトを止めるための問題点を挙げつらいます。逆です。本来、リスク管理はプロジェクトを成功させるために必要なんです。

最大の成果を上げるために、従来とは違う方法を見つけ出し、リスクを検証し、実行することで10倍とはいかないまでも、7倍ぐらいの結果に繋がるのです。

他にも重要なフレーズが満載

まだまだ細かく書き記したい内容が盛り沢山なのですが、ここまででもかなり長い記事になってますし、相当の人数を振り落とした気がするので、あとは気になるフレーズを幾つか紹介して終わりたいと思います。

・企画会議にプレゼンはいらない
・次のステップに進むために「自分の仕事」をなくす
・空気を読んで空気を壊す
・言葉よりも「プロトタイプ」でやりとりせよ
・学ぶべきはコンテンツではなく経験値
・「For」と「With」
・AIに仕事を取られないために

いかがでしょうか?

どれか一つでも心に引っかかることがあれば、充分に読む価値のある本だと思います。この本に限った話ではないのですが、ピョートルさんの主張として「変化に対応できるように、時代を先読みする力を身に付けろ」という点があります。

僕もブログ飯時代から、変化に柔軟に対応するための能力を磨いておくことが重要だと思っていますので、ピョートルさんの言っていることは本当に共感できます。

友情出演・・・?

前の項目で終わろうと思ったのですが、おまけでもう一つ。

後半部でなぜか染谷家が出演してます。ぜひ探してみてくださいね。


世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法