場作り、ルール決め、フレーミングの重要性

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僕こう見えて本書いてたり、人前で講演してたりしてるんですね。

で、情報発信にあたり、一番気をつけているのが、いかに自分の意図通りに100の情報を相手に100(にできるだけ近づけて)伝えるかという点になります。

100発信したのに10しか伝わっていないのは、使っている言葉や表現の問題だと思うんです。これに関しては読み手、聴き手の知識量や状況を察しながら翻訳して行く必要があります(参考記事:翻訳者としての務め)。

そして「自分の意図通りに伝える」ためにおこなっているのが、今回の記事で解説する「場作り」、「ルール決め」、「フレーミング」の重要性です。いくらAという情報を伝えようとしても、聴き手がBを意識していたらまったく伝わらないんですよ。勝手に聴き手の頭の中でBのストーリーが展開されてしまうんです。

だから意識を向ける方向の初期設定が必要なんです。ちなみにフレーミングとは

ものの見方が、特定の方向に誘導されること。

例えば、コップに容量の半分程度の水が入っているのを見たとき、もし横に空のコップがあればそれを基準に「水が半分も入っている」と考えるだろう。つまり、客観的に同じものであっても、どの状態を基準にするかによって受け取り方が異なってくる。フレーミングとは、基準(準拠点)を見出すことである。

グロービス・マネジメント・スクールより引用

という意味です。炎上のflamingじゃねーでげすよ。

(ちなみに「ルール決め」も「フレーミング」も「場作り」と同様の意味で使っています。同じ意図なのに複数の表現を載せているのは、キーワードを文章内に入れることで検索エンジンにアッピールしてるんです、はい。)

この場作り、実は色々なところで活用しています。例えば、自著「世界一やさしいブログの教科書1年生」のまえがき。

今まで培った私の経験や、有名ブロガーのブログ論をベースに、一時期しか使えなくなる表面的なテクニックではなく、基礎体力を養える内容を中心に構成しました。

読者に喜ばれる記事の書き方、ネタの見つけ方、ブログを継続する心構え、発信を仕事につなげる方法など、地味ではあっても長期間使える、根本の部分を理解してもらえるはずです。基礎を固めて、状況にあわせて応用することで、社会環境が変わってもすぐ対処できるようになります。

という場作りをしています。「この本が唯一の正答だ」とすることももちろんできました。でも僕は世の中に正答は溢れていると思っています。読み手が自分に一番マッチした回答を選択するのが最適解なんだと思うので、このような文章を前書きに置いているのです。

おかげさまでたくさんの書評を頂いているのですが、結果としてフォーカスされているのは第二章のブロガーインタビューがほとんどです。いいんですよ、別に。ブログ飯の時にも「鬼嫁コラム最高、あとはおまけ」的な扱いをされて慣れているので。

そんな懐かしのブログ飯のまえがきがこちら。

最後にお願いです。本書を読むうえで、頭の中に入れておいて欲しいことが3つあります。

ひとつめは、「鵜呑みにしない」事です。この本で紹介しているのは、「私にとっての」成功(失敗)事例であり、必ずしもあなたの状況に一致するとは限りません。この本に書いてある事をそのままコピーするだけでは、決してあなたの力にはなりません。必ず自分の状況に照らし合わせ、自分の頭で考えて、私の事例は、自分にとって必要な情報なのかを判断した上で活用してください。

ふたつめは、「人との違いが価値である」ということを認識する事です。あなたが調べ物をする時、本を買ったりする時はどんな時でしょう? それは新しい知識が必要になった時だと思います。人は自分の知っている事にはあまり価値を感じません。だからこそ他人と同じ事をしていては価値を生み出せないのです。本書に具体的なテクニックが少ないのもそのためです。この本に書いてあることをベースにして、あなた独自の価値(知識や経験)を発信していくことが重要です。

みっつめは、~割愛~

もしかしたら、この本に書いてある内容が理解できない人もいるかもしれません。「何を言ってんだか、わかんないよ」と。そんな場合は、無理をして読み通そうとは思わず、さらっと斜め読みしたら、本棚の隅っこにでも置いておいてください。そして、まずは、自分自身の力だけで1カ月ほど、ブログを更新してみてください。その後に、改めて、もう一度、本書を読み返してみてください。それでもダメなら3カ月後、6カ月後と、時間を置いて再読してみてください。私は、本書を執筆するに際して、実践していれば、必ずその時期に刺さるような内容を織り交ぜたつもりです。

これもまえがきで場作りをして、読み手の意識の方向性を調整しています。「自分の頭で考えてください」と。ていうか、3年前から言ってること変わんないのね、僕。

実は講演でも場作りをしています。3年前のブロガーズフェスティバルの内容はすべて書き起こしているので、それを紹介しますね。

昨日まで長野の戸隠に行っていました。今日話すネタも決まっていなかったので、日本有数の霊峰でもある戸隠でお祈りしたら「人前で話して喜ばれるたった3つの秘訣」とかが神様からお告げで降りてくると思っていましたが、まったく降りてこなかったので今日は自分の中に持っているお話をします。

ちなみに今回のセッションではブログのネタ探しや集客、アフィリエイト等を使った収益化、書籍関連と3つの内容がプログラムには書かれていましたが、そもそもみなさん何が聞きたいですか?手を上げてみてください。多い順に話していきたいと思います。

ブロガーズフェスティバルで話したことの文字起こしと加筆

これ、どんな場作りをしてるかというと、「大切なことは外には転がっていない、すべて自分の中にある」ということが一つ。もう一つが、聴き手の希望を聞いてそれ通りに話すことで、自分たちの要望が通った感を出して聴く意欲を増大させようとしたわけです。

もちろんこの「場作り」がすべての人に有効かというと、そういうわけでもありません。でも一人でも二人でも、意識の同調ができたら儲けもんだと思いませんか。やらなければゼロですから。結局は積み重ねなんです。

 
あ、そうそう、そんな「場作り」を意識した講演を10月24日(月)19時から恵比寿でおこなう予定です。おそらく「ブログの教科書の出版記念講演」になると思いますが、もしかしたら「いまさら聞けないアフィリエイトの出版記念講演になるかもしれません←

50人程度のキャパの会場なので、興味のある人はスケジュールだけ押さえておいてください。詳細は今月末には発表しますね。

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