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ブログ飯ボツ原稿シリーズ第九弾「個人で生きていくと決めたなら悪いサラリーマン言語から抜け出せ」

2013/07/29

この文章は本書(ブログ飯)内の4章の収益化、および第6章の突き抜ける技術の補足として書いたものです。結果的に本書のメインテーマとは少しずれるのでカットしましたが、フリーランスとして生きていくなら会社員時代から考え方をガラッと変える必要があるという事について書きました。

なお、誤解されたくないのであらかじめ釈明しておきますが(←弱腰)、別に会社員が悪いと言っているわけではありません。会社員には会社員としてのルールがありますし、フリーランスにはフリーランスの心構えがあります。この違いについてしっかり認識しておきましょうという意図なので、あんまり悪いように取らないでくださいね(←ガラスのチキンハート)。



自分でお金を稼いでいくということは、会社から給料が出てくるという事とはまったく違います。もちろん今までも「自分の給料は会社から発生しているのではなく、お客様から貰っている」という意識で仕事をしてきた人も多いと思います。ただ、自分自身の能力や努力で報酬を発生させていくためには、もっと自分の価値を表現していかなければいけません。

サラリーマンというのは多かれ少なかれ上司からの指示で発生する雑務や、稟議を通すための根回し用の資料、資料作成のための資料作りなど、直接的に収益に関わる仕事以外の業務が数多くあります。また業務の区分けがある程度しっかりしており、例えば企画部は会社の方針や戦略を立て、商品開発部は会社の方針に沿った商品を開発し、営業職はお客様にその商品を売る、カスタマーサポートがお客様の声を聴くという仕組みになっています。

自分で収益を上げてくるということは、これらの業務に優先順位をつけて必要かどうか精査し、すべて自分一人でおこなう必要があります。自分の責任ですべての業務をおこなわなければいけないのです。

そのためには、今まで使っていた悪いサラリーマン言語から離れていかなければいけません。「上司に言われたので」「慣例通りに作りました」「部下が間違った行動をした」「お客様の稟議が通らなかった」「データではこうなっています」「すみません、次回頑張ります」などなど、僕もよく使った記憶がありますが、こんなことを言っていても収益には何一つ繋がりません。

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また、誰かがやってくれるだろうという「他力本願」や、部下に足を引っ張られた・・・なんていう「被害妄想」も止めましょう。すべて自分の責任で、全部自分でやらなければいけないのです。収益が上がらないのは誰のせいでもなくあなた自身の問題です。この事をしっかりと認識し、自分自身ですべて解決するという覚悟を決めることで悪いサラリーマン言語から距離をおくことができます。

ちなみに、すべての会社がそうだとは言いませんが一般的に企業は異端を好みません。属人的ではなく誰でも同じ業務が行えるようマニュアルを整えるのがいい例です。よく上司に「相談もせずに勝手にやるな」と叱責されることもあったかと思いますが、自分のアイディアを勝手に実行に移してはいけないのがサラリーマンなのです。良い勤務評価を得て昇進し、取り扱う仕事の範囲が大きくなったとしても、それは歯車が大きいか小さいかの差でしかありません。歯車が良いか悪いかという議論は置いておいて、会社というものを長期間存続させていくためには、一部の人に依存していることはリスクでしかなく、担当者に何があっても替えがきくように業務を標準化しておく必要があります。だから業務スピードを上げるといったバージョンアップは好まれますが、抜本的に業務構造を変えるようなイノベーションは好まれません。従来通りのやり方が安定していて安心できるのです。

逆に個人で勝負する場合、人と同じ事をやるということはまったく価値を生み出しません。本書ブログ飯の収益化の章で書いた通り、価値を生み出さないということはお金を生み出しません。みんなと同じではなく自分自身の言葉で表現する。あなたにしか生み出すことのできない価値を創造し、勝手に実行し、その価値に見合っただけの報酬を得る。他人との差こそが価値だということを忘れないこと。これが給与を貰うということと、自分でお金を稼ぎ出すということの一番大きな違いです。