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ネタ切れした時の対処法

2017/09/07

最近、コンテンツマーケティング系の内容を投稿しています。

基本的には継続的に有益な専門情報をわかりやすく投稿しましょうという内容になっていますが、「そんなことはわかってるけどなかなか続かないんだよ」という反論が聞こえてきそうなので、今回の記事を書いてみました。

... これを持って明日から書店巡りします。 小さな会社のWeb担当者のためのコンテンツマーケティングの常識 というわけで、書店員のみなさま、失笑されると僕の心…
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メディア(ブログ)運営を一人ですべておこなうのか、それともチームを組むのか
ウェブサイトやオウンドメディア、ブログを運営するにあたり、自分一人でおこなうのか、チームを組んで複数人でおこなうのかによって運営スタイルは大きく変わってきます。…
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書きたいことがありすぎて、書く時間もたくさんあって、毎日精力的にブログを更新している人は少数です。多くの人はネタ自体の収集に困っています。あるいはネタはあるものの、書く時間が無いというパターンもあります。

最初のうちは書くこといっぱいと思っていても、文章を書けば書くほどネタは枯渇していきます。

このように記事が書けなくなる原因は大きく分けて2つあります。「知識の枯渇」と「時間の制約」です。今回はこの2つの問題の解決法について、事例を挙げて解説します。

インプットとアウトプットをバランスよくおこなおう

足りない知識を書籍などで補う

自分の中の知識や経験をアウトプットしてばかりでは、必ずどこかでネタ切れが発生します。そんな時は書籍や雑誌、勉強会などで、新たな知識を得ましょう。

本を読むことに関してですが、最初のうちは自分の関心のある分野、自分のレベルに合った内容の書籍で構いません。文庫本でも良いですし、ビジネス書、エッセイ、雑誌でもOKです。ただし読み流すのではなく、気になったページに付箋を貼ったり、覚えておきたいフレーズをノートにメモしたりしてじっくりと読んでみることをお勧めします。

本を読むことに慣れてきたら、自分の好きなテーマに隣接したジャンルの書籍を読んでみると知識の幅が広がります。さらに、現在読んでいる書籍より1段階上のレベルの書籍にチャレンジしても良いでしょう。理解するのに多少苦労する類の書籍を読むことで、自分の読解力を向上させることができます。

一つレベルが上がった段階で今まで読んでいた書籍を再度読むことで、それまでは気付かなかった筆者のメッセージを読み解くことができるようになっています。

書籍は一度読んで終わりではありません。自分のレベルに応じて得られる情報量は変化しますので、時を置いて何回も読んでみましょう。

 
インプットは、長期間コンテンツを更新するにためには基本中の基本です。アウトプットを意識してインプットすることで、読解力も向上しますし、発信力も磨かれます。書籍や勉強会からは知識を得たり、成功者の事例を学んだりすることができます。そして雑誌からは現在のトレンドを感じ取ることができます。

なにを得たいのか、なにを発信したいのかを意識して学ぶことで気付くことや吸収力は大きく変わります。漫然と本を読む、勉強会に参加するのではなく、しっかりと目的意識を持って、効率的に学習しましょう。

現実社会での効率的なリサーチ

書籍から情報を得ることもリサーチの一種ですが、実際に現場に出ておこなうフィールドワーク型のリサーチも重要です。インターネットで検索をするということに固執してしまうと視野が狭くなってしまいます。自分の気付かないヒントは現実社会にこそ溢れています。

例えば、自分の取り扱いたいサービス、あるいは同ジャンルを取り扱うショップに行くこと良いでしょう。サービス自体の比較もできますが、ショップには販売員(アドバイザー)というその道のプロが居ます。

地域の特産品や観光地に詳しいのは、市町村が運営するアンテナショップのスタッフです。今年の流行色やデザインに詳しいのは人気アパレルショップの店員さんです。

専門家の生の声、生の接客を体験することで得られる情報は宝の山です。接客を受けて、「あ、おもしろそう」と思ったらそれは人の心を揺り動かす重要なフレーズです。あなたの購入意欲を動かしたトークの内容はしっかりメモをしておきましょう。

個人的には有楽町阪急メンズとルミネ有楽町と有楽町マルイの接客の違いを見るのが好きです。

 
街を歩く人をひたすら眺めるということも、一つのリサーチです。人間の行動観察をすることで、今まで気付かなかったポイントに気付くこともあります。

2017年の女性には本当にロング丈やサッシュベルト、デコルテ見せは流行ってるのか?単なる紙面上の流行ではないのか。どの年齢層がその流行に乗っているのか。自分の目で情報の検証をおこなうことで、他の人にはない、自分だけの生データを得ることができます。

 
毎日、お気に入りのお店で同じメニューを食べるのではなく、行列ができているカフェに並んだり、逆にまったく流行っていない定食屋で食事をしてみたりしたらどうでしょう。なぜこのカフェのコーヒーは並んでまで飲みたいのか、なぜこの定食屋は人気がないのかという違いを知ることができます。

情報はどこにでも転がっています。気付くかどうかはあなたの観察眼次第なのです。

ブレインストーミングを活用する

それでも新しいアイディアが浮かばないというのであれば、オズボーンのチェックリストを活用しましょう。オズボーンのチェックリストとは、商品企画によく使われるブレインストーミングの発想法、アレックス・F・オズボーンが提唱した理論です。

1.Other uses(転用)/他の使い方は無いか?
2.Adapt(応用)/過去に似たような成功例は無いか?
3.Modify(変更)/過去の成功例の何か(使い方、動き、形など)を変えられないか?
4.Magnify(拡大)/大きく(サイズ、時間、規模、強さなど)ならないか?
5.Minify(縮小)/小さく(短く、早く、省略など)ならないか?
6.Substitute(代用)/代わり(材料、プロセスなど)はないか?
7.Rearrange(再配置)/並び替え(スケジュール、配列など)できないか?
8.Reverse(反対)/逆さにできないか?
9.Combine(結合)/組み合わせできないか?

この発想法を使うことにより、今までに無いアイディアを生み出せる可能性があります。

さらに、染谷が考えるコンテンツマーケティングとはという記事内の「コンテンツ作成に活用したい2つのメソッド」で解説した「5W3H1W」とこの9つの思考法を組み合わせることで、たった一つの事象から数多くの情報を引き出すことができます。

 
新しいアイディアは集中して緊張している時に生まれることは稀です。気持ちが弛緩した状態の時にヒラメキは訪れます。

 
お風呂に入ってリラックスしている時に面白い考えが浮かんだことはありませんか?そのアイディアを放置してしまって忘れてしまったことはありませんか?

 
メールやメモをこまめにおこなうことで、思いがけず降ってきたヒラメキをコンテンツに変えることが可能になります。

自分の中にある情報を様々な方法で活用し尽くすことで、コンテンツを引き出してくることができます。もう書くネタがないと感じてから、いかに掘り起こすことができるかどうかで他者との差別化に繋がります。

スキマ時間を利用する

最後に「時間の制約」を和らげる方法を紹介します。

一日数時間、集中してアイディアを生み出したり、文章を書いたりする時間があれば粛々とコンテンツを積み上げることができるでしょう。しかしながら、毎日、すべての人が、まとまった時間を作れるわけではありません。

そこで重要になってくることが「スキマ時間」の活用です。たった5分、10分と侮ってはいけません。朝晩の通勤時間、ランチを食べ終わった後のコーヒーブレイクの時間、トイレで用を足している時など、細切れとなっている時間を上手に集めることで、記事一本分を生み出すだけの時間を捻出することは十分に可能です。

通勤時間に本を読むのも良いでしょう。同じ車輌に乗っている乗客を観察して、世間のトレンドを感じるのも良いでしょう。ふと、面白いアイディアが浮かんだら、スマートフォンを活用して自分にメールを送ったり、Evernoteなどのメモアプリに投稿しておいたりすることも効果的です。

このスキマ時間の活用については吉見先生のWebライター本に詳しく解説されているので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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もちろん、この記事で挙げた事例がすべてではありません。これらの情報をヒントにして、自分自身でやりやすい方法を見つけ出しましょう。