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Webを捨てよ、町へ出よう

2014/01/19

2013年の11月、二子玉川に住む友人から、「二子玉川髙島屋の紀伊國屋書店で自作ポップが置かれてるよ(・∀・)」という一通のメールが送られてきました。

というわけで、余りにも嬉しかったので翌日の夕方に二子玉川の紀伊國屋書店さんにお邪魔したわけです。

あった・・・。

これは担当の書店員さんにお礼を言わねばなるまいと思い、近くにいた店員のお姉さんにモジモジと話しかけたところ、担当さん(以下Mさん)は本日お休みとのこと。休みならしょうがないので、名刺とポップを置いてきました。

Mさんとの馴れ初め

そしたらね、翌日、ご丁寧にメールを頂いたんですね。そこで、スケジュールを調整して再訪したわけです。で、現場(紀伊國屋書店玉川髙島屋店)でMさんとお会いしたわけですが、その手にはブログ飯と色紙が。

Mさん「メールいただいてからすぐに買って読ませていただきました。面白かったです!特に特別コラムが。

いやいや、僕としてはもう買っていただいただけでありがたい話なのでいいんですよホントに(´・ω:;.:…

で、Mさん個人所有のブログ飯と色紙にメッセージを書いてきました。その時点で、正月明けにPC書籍フェアを企画しているのでおすすめ書籍があれば教えて欲しいと言われておりました。

そんなわけで、帰宅後、即返答したのがこれらの書籍(※基本的にそんなにPCに詳しくない僕が読んである程度理解できたもの+友人に相談した上でのおすすめ)を紹介しています。

おすすめした書籍

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増補改訂版 グーグル・アドセンスの歩き方

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

ソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと

僕は君たちに武器を配りたい

「超」文章法 (中公新書)

(他にも何冊かあったのですが、棚の関係上、いま並んでいるのはおそらくこれらの書籍です。)

で、だいたい1ヶ月半ぐらいですかね?ぼんやりと過ごしていたら、1月の中頃にMさんから一枚の写真とともに「選書フェア始まりました☆」というメールが送られてきました。

ドーン!!
ドーン!!

マジか!(゚д゚)!
(「ブログ飯でおなじみの」ってなんだよ…)

再訪

エライことになってた…。

以下、自慢と説教9割(もしかしたら参考になる内容1割ぐらい)なので、そんなの読みたくないぜ!という人のために切り取り線を入れておきますね。

キリトリセン

ここから—————- 8×キリトリセン —————-

いやいやいやいや俺すげえ! こんなことってありますか?って話ですよ。だって僕は単著としてはブログ飯がデビュー作で、その本が平積みされてるだけでも有難いわけです。それが名もない新人作家の名前を掲げて、あの紀伊國屋さんがフェアをやるなんてあり得なさすぎです。

今回の流れを改めて書くと

友人「ポップ飾ってあるよ」

僕「おお、それはお礼に行かなければ」

Mさん「実はフェアを考えていて」

僕「(選書を返信)もしポップとか必要であれば、親交のある著者陣に依頼しますね」

Mさん「フェア始まりました☆」

(゚д゚)!

僕がやったことといえば、お店に行って感謝の意を伝えただけです。それがこんなに大きくなって返ってきた。もはや奇跡としか言えない出来事ですが、今回の件を通じて「奇跡は起きるものではなくて起こすもの」ということを再認識しました。

奇跡の確率が何%かはわかりませんが、例えば1%としておきます。単純計算上では、書店を100件回れば1店舗ぐらいはこんなことが起きるわけです。確かにこの半年間で書店は100店舗ぐらい回ってます。都内や関東近郊はもちろん、年末に九州旅行に行った時でも少しだけ書店巡りをしました。

紀伊國屋書店福岡本店での一枚
紀伊國屋書店福岡本店での一枚

このような積み重ねが一定の閾値を超えた際に、予想外の化学反応が起きるわけです。

確かに僕は数稽古のようにとにかく大量のウェブサイトやブログを作りましたが、大爆発したXperia非公式マニュアルは決して狙って作ったサイトではありません。一日数百ページビューのサイトしか作れなかったのに、いきなり一日5万ページビューとかのサイトが生まれてしまうわけです。こんなこと奇跡以外の何ものでもありません。でもそれまでの積み上げがなければ、その奇跡は生まれなかったはずです。「◯◯したいなぁ」「△△だったらいいのに」と願ったり祈ったりすることもいいでしょう。でも実行に移さなければ、その願望はおそらく叶いません。無駄かもしれないけど「動く」という行為は、結果的に何かを引き寄せるでしょう。上手くいかなかったという経験でも立派な成果です。

そして、いくら自分自身で良い物を作ったと思っても自己満足で終わってしまったら勿体ありません。良い物を作ったという自信があるのであれば、全力で拡散する(売る)べきです。「書を捨てよ、町へ出よう」と寺山修司さんは言いましたが、僕からしてみると「Webを捨てよ、町へ出よう」なわけです。家の中でPCの画面に向かっているだけでは起きなかったことが、町に出ることによって今回の驚きが生まれたのです。

—————- 8×キリトリセン —————-ここまで

まとめ的な

選書フェアは2014年1月末までらしいので、ぜひ紀伊國屋書店玉川高島屋店に足を運んでみてください!場所は東急田園都市線二子玉川駅近くの玉川高島屋S.Cの5階です。

http://www.kinokuniya.co.jp/contents/pc/store/Tamagawa-Takashimaya-Store/

さらに加えると、二子玉川駅は渋谷から急行で10分、普通電車でも17分程度です。なおかつ東京メトロ半蔵門線直結なので、表参道や青山に行った際に少し足を伸ばすだけで大丈夫です☆

なにか選書の中から買って頂けるとフェアを企画したMさんも喜んでくれると思うので、面白そうだなぁと思ったらぜひ。

ちなみに遠方の著者(あびるさん、中村さん)にはポップを郵送して書いてもらったので一両日中には掲示されると思いますが、他の著者さんもどんどん訪問してポップを書いて頂けるとMさんも喜んでくれると思いますよ。