締め切り嫌ですね。原稿出したくないですよね。受けてみたは良いものの、実際に取り組んでみたら思ってたより難しい案件だったら先延ばししたいですよね。
わかります、僕もそうです。2014年は「締切は延ばせる( ๑❛ᴗ❛๑)۶♡٩(๑❛ᴗ❛๑ )」とか言ってました。編集者の方々、ホントすみません。
締切は延ばせる٩( 'ω' )و
— 染谷昌利 (@masatoshisomeya) 2014年10月10日
で、2015年ぐらいからは僕も編集者側の仕事が多くなったんですが、「締切は延ばせる( ๑❛ᴗ❛๑)۶♡٩(๑❛ᴗ❛๑ )」とか言ってんじゃねーよと思うことが多くなりました。人間って勝手な生き物です。自分の投げた種は大きく育って返ってくるんですよね。
で、ふと最近、会社員時代によく聞かされた「自信がない物事こそ早く出せ」という言葉を思い出したのでブログ記事にしてみました。
早さというアドバンテージ
最近、僕は締切よりも早いタイミングで、そして70%ぐらいの完成度でクライアントに見てもらう事が多いです(締め切り過ぎてるクライアント様ごめんなさい)。
なぜ70%で出すかというと、クライアントの要望と期待値を確認するためです。自分の完成イメージとクライアントの完成イメージには誤差があります。自分では7割だと思っていても、クライアント側からしてみたら期待値120%だったりしまし、期待値50%の場合もあります。
完成形がイメージできているクライアントは少数です。プロトタイプを見て、はじめて具体的な要望が出てくる場合もよくあります。
締切よりも早く提出すれば直す(調整する)ことも余裕ですし、そもそも満足しているんだったらかかるはずだった工数も削減できます。
なんと幸せなことでしょう。「仕事は7割の完成度でいい!」という本でも執筆したい気分です。
勝手に膨らむ期待感と徒労
逆に締め切りを過ぎてしまった案件についてです。みなさんもあるあるネタだと思いますが、遅くなればなるほど完成度の高さを期待していませんか?
「マダァー? (・∀・ )っ/凵⌒☆」って督促すればするほど、期待感って膨らみませんか?
これだけ待たせたんだから、督促という労力まで使ったんだから、さぞかし綿密に練られた、独自性溢れた、完成度の高い、そしてコストパフォーマンス抜群の企画(作品)が出てくると思っていませんか?
それで普通のものが出てきたら、あなただったらどう思いますか?「待たせたのにこれかよ」って気持ちになりませんか?勝手に期待していただけなのに(まぁ締切遅れてるんですが)、人間って身勝手な生き物ですよね。
100%の力を注入した企画でも、相対的に満足度って下がるんですよ。70%だったら目も当てられません。がっかり感漂う、底冷えするプレゼンになることでしょう。
早めにアラートを鳴らすことは恥ずかしいことではない
クライアントが「どうなったかな?」と感じる前に、疑問点や停滞している箇所などを連絡すると、先方は安心します。
依頼者も社内や取引先との調整があるはずで、先手を打てば大きなトラブルを避けることだってできるわけです。連絡ないのが一番困るんですよね。不安ってエネルギーを大きく消耗させるんですよ。
というわけで、仕事ができない・納期に間に合わない時は、クライアントにしっかり連絡して一緒に怒られましょう。大丈夫、怖いのは最初だけだから。