自分の著書の良さを全力でアピールしてみよう企画の第二弾ですね(第一弾はネットショップの教科書)。良くも悪くも各所でときおり話題になるブログ飯という書籍(いや話題になってるのはブログ飯というフレーズと行為なんだけど)について書いてみようと思います。
あ、そうそう。本日(2015年2月16日現在)Kindle版も57%オフの739円になっていますので、もし読んでないという人はぜひ手にとって見てはいかがでしょう。おそらくイメージとぜんぜん違うことが書いてあると思います、きっと。
で、読むのが面倒という人のために、いくつか僕の言いたいポイントをかいつまんで解説していこうと思います。もちろん、この記事に書いてあることが全てじゃないので、興味を持ってくれたらポチッとしてくれると泣いて喜びます、きっと。
今回は13つのポイントを補足してみます。
目次
鵜呑みにしない
実は一番最初に書いてあることです。ブログ飯に限らずですが、書籍に書いてあることは著者にとっての成功法則です。もちろんさまざまなデータも記載されていますが、そのデータの選択ですら主観が入っています。
あくまでも書いてあることはその人の事例だということを認識した上で、根底にある原理を抽出し、自分の状況に置き換えて活用できるかどうか考えながら読んでくださいという意図でこのような文章を最初に入れています。
他人との「差」を意識する
特にインターネット上で成果を上げたいのであれば、他人との「差」を意識しなければいけません。他人と同じことをしていても埋没するだけです。現実社会であれば関わる人も限定的なので個性を認識してくれるかもしれませんが、情報が無尽蔵にあるインターネット上では陳腐な情報は見向きもされません。
自分と他人の違いはどこにあるのかを認識し、自分の得意分野をコンテンツ化することで初めてインターネット上で存在を認めてもらえます。そしてあなたのコンテンツを読んでくれた人が役に立ったと感じてもらった時に「価値」がそこに発生するわけです。
丁寧に生きる
普通に生きていると気付かぬうちに時間は過ぎていきます。人間の目は節穴で、意識を向けていなければ(たとえ視界に入っていても)認識することはできません。駐車場を通り抜けたあとに赤い車の台数を聞かれても覚えている人はほとんど居ないでしょう。でも赤い車を数えてきてと言われていれば台数は覚えられます。これが意識を向けるということです。
また、人間の感情もいい加減ですぐ記憶から消えてしまいます。洋服が欲しくなった時、突然、購買欲が生まれるわけではありません。色、デザイン、素材、店員の接客、いろいろな要素が組み合って、結果としてモノが欲しくなるわけです。この感情の変化をきちんと認識しましょう。
丁寧に生きることでいろいろな物事が見えるようになり、世界が広がっていきます。その積み重ねの結果、他人との「差」が大きくなるわけです。
お金を使う感情を認識する
ある程度、発信力がついてくると企業から商品をもらったり、さまざまなイベントに招待されるようになるでしょう。結果として、お金を使わなくなります。もちろんそれはそれで財布的にはありがたいのですが、一つ決定的な要素を失います。
それは「お金を使いたくなる感情」です。
自分がモノを欲しいと思った時の感情を文章に載せずに、他人に商品が売れるでしょうか?読み手が知りたいのは、なぜあなたが14万円もかけてXPS13を買ったのかという熱量です。餌付けされるうちに、この大事な感情を失ってしまうのです。
まったく何も貰うなとは言いませんが、弊害があることをしっかり認識しておきましょう。
あとネットショップのサポートをしている関係上、どれだけショップの方々が苦心してサンプル品を提供しているのかということも理解しておきましょう。サンプルにだってコストがかかっています。意味もなく配っているのではなく、商品を好きになってくれるきっかけ作りのために配布しているのです。その気持ちを理解した上で、商品の提供を受けましょう。
基礎体力を付ける
テクニックはインターネット上にたくさん情報が落ちています。もちろんテクニックも重要です。でもまず行うことは基礎体力作りです。読みやすい文章が書けないうちに、SNSでの拡散方法などを学んでも思ったほどの効果は見込めません。読み応えのある本文があり、読みたくなるタイトルがあってようやく、SNSでの拡散テクニックが最大限発揮されるわけです。
語彙力を増やす、表現力を磨く、読みやすい文章を書けるよう実践する。地味に聞こえるかもしれませんが、基礎的なことを強化しておけば何にでも応用可能です。
相手の立場を考える
自分の書きたいことを書くのがブログですから、それ自体は否定しません。でも、価値を感じてもらいたいのであれば読者の気持ちを理解するように心がけましょう。内容が伝わらなければ単なる文字列です。そこから感謝の気持ちは生まれません。感謝の気持ちの一つのゴールがリピーター化であったり金銭的報酬であったりするわけです。
他にも先ほど書きましたが、商品提供者の立場を理解することも重要です。自分だけのことだけではなく、自分に関わる人の気持ちを察することで、表現方法一つとっても変わってきます。
同じ場所に居続けない
同じ場所って居心地いいんですよ。でも、ずっと同じ場所にいたら成長や気付きはそこで止まります。他のジャンルを学ぶことで「差」に気づくこともあります。
自分の居たコミュニティでの常識が、別のコミュニティではまったく浸透していないこともあります。逆に別のコミュニティの知見を、今までいたコミュニティで活用することで大きな成果が発生する可能性があります。
安心する環境から一歩踏み出すのは確かに怖いですが、半歩でもいいから新しい環境に踏み出してみましょう。
自分の常識は他人の非常識
自分では当たり前と思っていても、他人から見たらまったく初めての情報ということは良くあります。ブログ記事でも一緒で、「こんなこと誰でも知ってるよな」と思って書いていないのであればその考えは捨てましょう。
特別出演と友情出演の違いとは。カメオ出演って知っていますか?
サポートしているシネマズ by 松竹で先日こんな記事を書きました。映画業界では当たり前過ぎて載せていなかった情報をあえて載せたわけですが、これ一記事で5,000ぐらいのアクセスを呼び込んでいます。世の中、意外と知られていないことって多いんですよ。
収益の分散化
ブログ飯の中でも、かなり詳しく解説している項目です。収益は分散してください。ブログからしか収益が無いなんてもってのほかです。
書籍内では「会社員だけの給与だけだと今後どうなるか分からないから、発信力を身に付けて自分で稼げる能力を鍛えておきましょう」といった感じで書いていますが、ブログも一緒です。いつブログで稼げなくなるか分からないんですから、ヤフオクであったり、ライティングであったり、講演であったり、複数の収益源を確保しておきましょう。
誰かの真似は単なる劣化コピー
最初のうちは真似てもいいんです。学ぶは真似るの変化語だという説もあるぐらいなので。でも真似からは「差」が生み出せません。ある程度、尊敬する人の真似をし終わったと感じたら、自分の独自性を突き詰める作業に入りましょう。
独自性は自分の中に
自分探しが悪いとは言いませんが、独自性は間違いなく自分の中に眠っています。居ないのではなく気付かないだけなのです。
子供のとき好きだったこと、得意だったこと、人から重宝されている分野、仕事での経験などなど、自分の今までの人生は宝の宝庫です。他人を羨む前に、自分自身の中を見つめなおしてみましょう。
変化を受け入れる
近年、特に変化が早い時代になっています。いつまでも同じやり方が通用するわけではありません。昔は良かったと思うのも自由ですが、変化に対応して、柔軟に生きていけるような体質を身につけましょう。
嫌な事から逃げないくせに、やりたいことと正面から向き合わない
好きなことを好きなようにやればいいんですよ。
余談
僕はテクニック嫌いと思われがちですが、ブログ飯の中ではいたるところにテクニックを使っています。第1章(僕の経歴部分)なんて恥ずかしいから本当は書きたくなかったんですが、編集さんが共感を生むために書けって言うから書いたんですよ。そこでは神話の法則に則った形式でストーリーを作っています(もちろん事実を基にですが)。
あと、おわりにの247ページにこのような文章を載せています。
内容が薄いと感じたら--、私に連絡を下さい。あなたのために、もっと実践的で濃い内容に書き直します。
これはコピーライティングで使う「保証」という方法です。このように各所でいろいろなテクニックを活用してブログ飯という書籍は出来上がっています。いろいろな本を読んで、改めてブログ飯を読んでいただくと、「あー、コイツ、この技使ってるんだ・・・」という穿った見方も楽しめると思いますので、ぜひ再読してみてくださいね。
急いで書いたので誤字脱字のチェックはあとでします・・・。