最近、一昔前の作品を読んだり見たりすることに凝ってるんですよ。
なぜかというと、当時では理解できなかったことが、時を経て経験や知識が増え解像度が上がることによって、改めて気づくことが多いと思っているからです。
なので、1991年から98年にかけて発売された、リングシリーズ三部作「リング」「らせん」「ループ」を大人買いしてひたすら読んでました。
レーベルは角川ホラー文庫ですが、 ホラーと言うよりもミステリーやサスペンスのカテゴリが近いかもしれません。
シリーズ1作目のリングは「そのビデオを見ると、一週間後に死ぬ」というフレーズが有名ですが、呪いのビデオに翻弄される新聞記者と哲学者の鬼気迫るストーリーになっています。
2作目のらせんは、リングのその後を描いており、主役は監察医。医学的見地からビデオテープの呪いを解いていきます。
そして3作目のループはまったく別の視点から、壮大なストーリーが展開され、そして3部作を完結させていきます。
ネタバレはググればたくさん出てくるのでここでは載せませんが、改めて読んでみてもその完成度に驚かされます。リングに至っては約30年前の書籍ですが、まったく古さを感じさせません(さすがにVHSのビデオテープには懐かしさを感じますが)。
さらに、サイドストーリーと後日談のショートストーリーを楽しめるバースデイも忘れてはいけません。
本編3部作には載せられなかったサイドストーリー2つと、ループ後のエピローグ的なお話が収録されているのですが、もう涙なしでは読み進められません。
というわけで、内容をまったく載せずに、ただただリングシリーズの素晴らしさについて語った自己満足の記事でした。
昔に読んだことある人は再読してもらうとその完成度にびっくりすると思いますし、まったく読んだことないという人はぜひ一度手に取って読んでみてください。完成度の高さにびっくりすると思います(語彙力欠如)。
活字は満喫したので、次はマトリックスシリーズ3部作を観ようかな。