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「ネットショップの教科書セミナー」補足解説その4 ~理想客とブランドについて~

さ、ようやくUSP編の終りとなりました教科書セミナー補足解説第四弾です。

バックナンバーはこちら。

・スライドの半分しか終わらなかった「ネットショップの教科書セミナー」補足解説その1
https://someyamasatoshi.jp/conference/uspseminar01/
・補足解説その2 ~コンセプトの創り出し方と伝達について~
https://someyamasatoshi.jp/conference/uspseminar02/
・補足解説その3 ~独壇場と商品購入の心理的障壁について~
https://someyamasatoshi.jp/conference/uspseminar03/

スライドはこちら。

補足説明第四回目の今回は、スライドの11ページ目12ページ目の補足解説になります。

誰に向かって語るのか

このスライドについては書いてあることが全てなのですが、世間で言われる理想客という意味では使っていません。

世間一般的に言われる理想客とはショップにとって都合の良いお客(金払いの良いお得意様)を意図していましたが、この書籍では「理想像となるお客」という意味で使っています。あなたの商品を使うことで、生活が豊かになった状態のことを「理想客」という言葉で表しています。

この「理想客」に向けて、あなたはメッセージを発さなければいけません。理想に向けて変化したいと思ってくれる(=あなたの理念に共感してくれる)お客様を増やしていくことで、あなたを中心としたコミュニティが強化されていくのです。

ブランドを構成する6つの要素

ブランドとは以下の6つの条件を同時に満たすものを指します(諸説ありますが、僕はこの6つに定義しています)。

1.明確なメッセージを顧客に向けて発している
2.本物感(本質感)がある
3.自分の人生やライフスタイルにフィットしている
4.商品、あるいは会社自体に物語性がある
5.信頼し、ついていこうと思える
6.自分にとってベストの選択だと思える

この6つの要素を高い次元で満足させればさせるほど、ブランドは強化され熱狂的なファンに支えられます。

そしてもう一点、ブランドの面白い点は「そのブランドが大好きな人にとっては何よりも重要なこと」になりますが、関心のない人から見ると「まったく興味を生まない」ということです。

悪口じゃないよ、悪口じゃないですが、ルイ・◯ィトンのモノグラムなんか興味のない人からしてみると単なる塩化ビニールが表面に貼られたバッグなわけです。でもヴィトンが大好きな人にとっては何よりも大切な物になります。Appleも同様です。僕からしてみるとWindowsやAndroidの方が汎用性があると感じますが、Appleのファンは新機種が出たら全部買い換えていくわけです。

このように強固なブランドを構築してしまえば、景気の善し悪しなど関係なく「欲しいから買う」「新しい商品が出たから買う」という状態になるのです。個人のブランディングも同じことが言えるでしょう。

というわけで、これでUSP、独自性絡みのお話は終了です。次回の記事からはセミナーでまったく触れられなかったコミュニティ論について述べていきます。

気になる人はYahoo!ニュースBUSINESSで先取りを

先ほど、僕がSBクリエイティブOnlineに寄稿した記事がYahoo!ニュースBUSINESSに反映されました。

ビジネスを成功に導く「独創的なコンセプト」「商品メッセージ」「コミュニティ化」

こちらの記事にコミュニティ化の概論について載せてますので、興味のある方は先に見ておいてください。