<景品表示法に基づく表記>当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます

悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ

2014/05/13

今日のタイトルは最近、ふとしたきっかけで目にしたフレーズです。引用マニアの僕としては常に出典を調べるのですが、過去の偉人の言葉ではなくてネット上で一時期流行った言葉みたいですね。最近流行りのアドラーじゃないんですね。

さて、そんなわけで「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ」という一文。これって個人的に今の時代性を表しているなぁという気がします。

僕は一昔前なら「迷ったら両方(※価格が5,000円以下のもの)」とか「迷ったら高い方(※特に食べ物)」とか、悩んでいる時間があるぐらいなら良い方あるいは両方買ってました。悩む時間の方がもったいないと思っていたし、結局買わないで後悔するぐらいなら買ってネタにするぐらいの方が有益だと考えていたのです。

もちろん「あ、これ安いなぁ」と思って買ったこともあります。でもそういう商品って意外と使わないんですよね。まさに安物買いの銭失いの実践です。

でも、確かに最近は安くても要らないものは要らない、欲しいものは多少高くても頑張って買うという思考になっている気がします。

さて、逆の視点で企業側から見てみると「値段以上の価値を明示して顧客に選んでもらう必要性」がさらに重要とされる環境になってきたわけです。お客様に求められている商品は値段が高くても売れますし、無料でも必要無いものは受け取ってもらえません。「お、ねだん以上。ニトリ」というのは非常に明快なコピーだと思います。

パソコンでも某リンゴマークのメーカーと国内の某メーカー、値段はそれほど大きな違いはありませんが、企業としての業績は大違いですよね。無料アプリもごく一部の数百万ダウンロードされるようなものと、それ以外のアプリの差は歴然としています。(無料アプリの場合はプロモーションなどの戦術面もありますが。)

食料やトイレットペーパーなどの生活必需品はどうしても購入する必要があるのでまだこの傾向は薄いですが、嗜好品などは顕著に「顧客に選ばれる」ことが必須になっています。特にブランドなどは顧客に選ばれるために、ブランドストーリーを開示したり、高級感溢れるカタログを送ったり、上位顧客向けにサロンを開いたりと、ありとあらゆる企画を練って顧客に選んでもらえるよう工夫しています。

で、ここまで乱雑に書いてみたのですが、なかなかまとめに向けて進まない感じなので告知をして今日の駄文を締めたいと思います。

5月22日 「成功する ネットショップ集客と運営の教科書」出版記念イベント
https://someyamasatoshi.jp/info/netshopseminar20140522/

こちらもイベント自体は参加費0円(懇親会は1,500円)です。無料だからといって手を抜くなんてことはありません。懇親会では「お、ねだん以上。にっこり」という気持ちになっていただけると思います(たぶん)。