本日2018年5月22日、企画・編集協力として関わった書籍、「現場のためのSwift4 実務で本当に通用する開発者になるための教科書」が発売されました。通算18作目の書籍です。いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
書籍の内容については著者である澤田孝志さんと今村哲也さんの方で書いてくれているので、僕はなんでこの書籍を作ろうと思ったのかという話をしたいと思います。
現場のためのSwift4製作裏話
なんでプログラムがわからない僕がSwift4の書籍をお手伝いすることになったのか。
理由は簡単で、仲良い秀和システムの編集さん(偉い人)からプログラム本出したいんだけど、誰かいませんかね?って相談されたからです。
え、そんな理由?って思いますよね。僕も思います。でも、出版社には押さえておきたい企画があって、そのテーマを書ける人を常に探してるんですよ。
というわけで、僕の周りでSwiftといえば澤田さんだったので、最初に打診しました。
でもね、僕的には単なるSwiftの技術書にしたくなかったんです。だって、Swiftの技術書は世の中に溢れているので。そこでお願いしたのは今村さんです。
今村さんをご存知の人だったら「?」と思うかもしれません。なぜなら今村さんの得意分野はWordPressだからです。
僕がお二人に期待したのは以下の役割分担です。
澤田さん・・・現場の技術力
今村さん・・・スムーズなプロジェクト進行の方法、ウェブサイトのアプリ化
澤田さん担当の技術力については説明不要でしょう。開発を学ぶ本ですから技術が載っていなければ意味がありません。
でも開発ってプログラムコードを書くだけじゃないんです。開発プロジェクトを動かすためには企画から設計、そして開発後のフォローも技術力と同じぐらい重要なんですよ。今村さんはWordPressを使った開発がメインの仕事ですが、プロジェクトの進め方はアプリ開発と大差はありません。多くのプロジェクトを経験している、そのノウハウを書籍に詰めてもらいました。
そしてこの書籍を作る時に一つだけ僕の希望を入れました。それが「ウェブサイトのアプリ化」です。人はいつまでブラウザでウェブサイトを、ブログを探すんでしょうか。いつまでブックマークを使うんでしょうか。一つのアプリをインストールしてもらって、ワンアクションで自分のウェブサイトに来てくれた方がリピーター施策としては効率的じゃないですか?
ですから10章11章の二つの章を使って、「総合演習・iOSアプリ開発 ブラウザアプリ」の項目を入れてもらいました。これからの時代、絶対に必要になる知識だと思います。
というわけで、技術以外の要素を盛り盛りにしたら560ページもの鈍器が出来上がってしまいました。
問題の鈍器。
ブログ飯は256ページ建ての書籍なのですが、Swift本の方が圧倒的に破壊力がありそうです。
ちょっと持ち運びには不便かもしれませんが、開発の場に一冊あると本当に便利だと思いますので、ぜひお買い求めください。
本日、全国の書店やAmazonで発売開始です!