自分の著書の良さを全力でアピールしてみようという企画を思いついたので、第一弾として成功する ネットショップ集客と運営の教科書を暑苦しく語ってみたいと思います。
近頃、一部のブログ界ではブログ飯談義が花盛りのようですが、ビジネス的に活用したいのであればブログ飯よりも実践的な成功する ネットショップ集客と運営の教科書が個人的にはお勧めです。
この本、タイトルが「ネットショップ」となっているので別に自分には関係ないなと思われる方も多いのですが、ネットショップだけに限定される情報は1割程度で残りの9割は一般的なビジネスに置き換えても活用できる内容になっています。
一般的なビジネスというのはタイトルにも書きましたが、美容室やおもちゃ屋、アロマサロン、上手に活用すれば昔ながらの八百屋さんでも利用できる実店舗向けの事例も含まれています。あと、ネットで集客するようなコンサル業やデザイン業、プログラム開発などでも活用可能です。もちろん個人事業主でも使えるような内容を心がけて書いています。技術本というよりもいろいろな業態に演繹できるマーケティング本に近い位置付けですね。
いつも載せてるかもしれないけど、いちおう「演繹」とは
1 一つの事柄から他の事柄へ押しひろめて述べること。「身近な事象からすべてを―する」
2 与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出すこと。一般的な理論によって、特殊なものを推論し、説明すること。「三角形の定理から―する」⇔帰納。
安ければ売れるという時代は終わりました(終わってないかもしれないけど、体力的に安売りすると疲弊するので終わりに近づきます)。安くても必要なければ売れませんし、高くても欲しいものは売れる時代なのです。売れる商品やサービスと、まったく話題にすら登らない商品やサービスの二極化が発生しているわけです。二極化といえばピケティですが、その話をし始めると本題が終わらないので21世紀の資本のお話は(覚えてたら)また別の機会に。
では売れる商品(厳密に言うと売れた商品)に含まれている要素とは何でしょうか。、それは以下の3つに集約されています。
1.そこでしか買えない、独自性の高い商品
2.その商品を欲しがる層に適切に情報を届けている
3.顧客をファンに昇華させるための環境を整える
文章にしてしまうと非常にシンプルですが、この3つの要素を高い次元で両立させている商品がヒット商品となっているのです。値段という要素は含まれていません。
この独自性の生み出し方を第1部(約80ページ)でしつこいぐらいに解説しています。第1部は開業前にできる準備についての解説がメインで、お金よりも頭を使うことが多くなっています。行政書士や司法書士など、提供できるサービスが同じであっても独自性は必ず生み出せます。その準備を怠って開業してしまうから長続きしないのです。
そしてあなたの独自性を適切に届けなければいけません。人が情報を集めるためにおこなう行為や思考回路の解説、日本人の好きなストーリーの作り方についても述べています。急にモノが欲しくなるのではなく、欲しくさせるための手順があるわけです、はい。
さらに一度立ち寄ってもらった顧客にリピーターになってもらうことで、安定的に規模を拡大していくことができます。ずっと刈り取り式で高いコストをかけて新規顧客を獲得するよりも、既存客をフォローしていった方が効率的なわけです。既存客に何度も訪れて貰うためには居心地の良い場を提供する必要があります。これをコミュニティ化と定義し、9章以降で50ページぐらいかけて具体的に解説しています。
ブログ飯でもそうなんですが、僕はブームが過ぎたら使えなくなるような表面的な方法論より、時代が移り変わっても継続して応用することができる基礎や原理的な情報を載せることを心がけています。このネットショップの教科書も長い間活用できるような内容を載せているつもりなので、ぜひ手に取って読んでみてください。
ヘンテナブログさんの感想が僕の思っていることを代弁してくれているので参考リンクを張っておきます。
染谷昌利『成功するネットショップ 集客と運営の教科書』は技術書ではなく、商売人必読のマーケティング教科書だった。
あと、補足説明のセミナー(まとめ)ですね。
ネットショップの教科書も補足セミナーとかやってたので、こちらも再掲しておきます
(余談)
なんで全力で売ってみようシリーズを思いついたかというと、この本、あと100~150冊ぐらい売れると増刷のラインに乗ってくるんですって。おかげさまでブログ飯は4刷、Google AdSense成功の法則は2刷、アフィリエイトの教科書も増刷できそうなので、このネットショップの教科書も増刷まで行きたいんですよね~。と心の中を吐露してみる。
できる100ワザGoogle AdSenseとWordPressプロフェッショナル養成読本は初刷の冊数が多いのでゆっくり売っていきます。