2014年5月25日にグーグル日本法人本社で「AdSense Partner Summit in 東京」が開催されました。(おそらく)Google AdSenseである程度の収益を上げている人を招待したイベントだと思うのですが、朝食~セミナー~昼食~セミナー~デザートというかなりボリュームたっぷりな内容でびっくりしました。
さらに希望者(で当選者)は個別のコンサルティング、Google AnalyticsやDFPスタンダードのワークショップなども受講でき、得られるものが多いイベントだったのではないでしょうか。
で、完全ではないのですが、可能な限りメモを取ってきましたので内容をシェアしますね。もしかしたら微妙にニュアンスが違う内容も含まれるかもしれませんが、その点はご容赦ください。
セミナー内容
セミナーは、オンラインパートナーシップグループカントリーヘッドの開会挨拶、最適化スペシャリストによる3つの講演、サイト運営者によるパネルディスカッションの5つのプログラムによって構成されました。
今回のメインテーマは「ユーザーにフォーカスする」という点。今までGoogleのセミナーは収益の最大化を図るためのテーマが多かったのですが、中長期的視点に立ってユーザーのことを考えようというのがこれからの方針なのかもしれません。
開会挨拶
グーグル株式会社 オンラインパートナーシップグループ カントリーヘッド
本日のテーマはオンラインコンテンツを主な業務にしている担当者に重要なことです。Googleは「Google が掲げる 10 の事実」という理念を掲げています。
Google が掲げる 10 の事実
http://www.google.co.jp/about/company/philosophy/
このポリシーの最初に載っている「ユーザーに焦点を絞れば、他のものは皆後から付いてくる ’Focus on the user and all else will follow.’」という点について今日はお話していきます。
1.マルチスクリーン戦略
2.エンゲージメントを高める
3.ユーザーにリーチする
この3つの要素を改善することで、多くのユーザーにリーチし、滞在時間を高めることで収益性の向上が見込めます。
1.Go!マルチスクリーン
~日本のモバイルウェブ市場は世界一~
PCはアメリカの方が上だが、モバイルは日本が最大。マルチスクリーン対応サイトは2.5倍の成長率(年間成長率)というデータがある。PCのみでは7%の成長に留まるが、マルチスクリーン対応したサイトは87%の成長を見せている。
2.スピーディーで使いやすいサイトを好む日本のユーザー
訪問あたりのページビュー(以下PV)、直帰率、サイトでの滞在時間は以下の通り。
アメリカ 4.7/43%/6.06分
イギリス 4.9/43%/5.38
・
・
・
日本 3.9/39%/3.47分
3.海外へのコンテンツ輸出にチャンス
国外IPからのアクセス比率
香港 83%
フランス 59%
イギリス 57%
オーストラリア 44%
アメリカ 41%
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・
韓国 6%
・
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日本 2%
230国中、日本の海外へのコンテンツ輸出率は最も低い。ピクシブは7カ国に対応し、中国からのアクセスが多い。
新世代のメディア
グーグル株式会社 オンラインパートナーシップグループ 最適化スペシャリスト
コンテンツの消費方法は常に変化している。一つのテレビのスクリーンを家族全員で→家族それぞれがPC、タブレット、スマートフォン、そしてテレビを見るのが一般的になっている。
ユーザーの閲覧方法の多様化に合わせたサイト運営、広告出稿の在り方が求められている。
1.新しいコンテンツの形
今までの考え方を変える必要。新しいコンテンツの形。動画が最も伸びているフォーマット。あの日経新聞も動画を取り入れている。
TouchTheNIKKEI
https://www.youtube.com/user/TouchTheNIKKEI
なぜ動画か→ユーザーの動画への接触時間が伸びている。
YouTubeだけで月間60億時間の接触時間がある。
新しい価値の提供。GLAMOURという雑誌。ハングアウトを使ってハウツーセッション。読者に対して情報発信。GLAMOURのサイトでの閲覧時間増。ユーザーのコンテンツ消費の変化とともに、情報提供側も提供方法の多様化。
Glamour Magazine(注:音が出ます)
https://www.youtube.com/channel/UCY9eEaH19ulZmdusctU1ejA
ソーシャルメディア、動画を活用することで読者、広告主への新しい出会い。
2.繋がるテクノロジーとユーザー
テクノロジーの進化によってどこでもコンテンツに繋がっている。アカデミー賞の司会者が発信したツイート→300万リツイート。1ツイートあたり3280万インプレッション。約8割の人が中継を見ながらモバイル端末を使っていたことがわかった。
マルチスクリーンを通じてユーザーと繋がる。事例:ハフィントン・ポスト。マルチスクリーン化の対応。ユーザーの動きを調べあげて、コンテンツの種類によってどのように読まれるかも検証し、モバイルユーザー37%増、滞在時間も50%増。
とある調査 57%のユーザーがモバイル対応して無ければ他人に勧めない。40%のユーザーが使い勝手が悪いと他のサイトへ去っていく。
2014年にPCユーザーをモバイルユーザーが超えた(モルガンスタンレー調査)。60%の人が複数デバイスを使用。
3.進化するサイト運営
あらゆるサイズのスクリーンを通じて
カスタマイズされた体験を提供
効果を測定しより向上させる
ユーザーにフォーカスVol.1 ~中長期的なサイトの成長のために~
グーグル株式会社 オンラインパートナーシップグループ 最適化スペシャリスト
AdSenseのセミナーなのにユーザーの話?なぜ?
でも今までのセミナーと違って敢えてユーザーの話。
ユーザーに焦点を絞る
これはサイト運営者にも、Adsenseのセールス担当者も一緒。確かに広告収益は重要。広告主も重要。でも広告主に利益をもたらすのはユーザー。だからユーザーが最も重要。
サイト運営者、Google、広告主、ユーザーの4者がGoogle AdSenseには関わっている。
今まではAdSneseの収益にフォーカスすることが多かった。ユーザーにフォーカスするのは初めて。サイト運営者にとってはあたりまえだと思う。なのでセミナー後にフィードバックを欲しい。内容改善する。
1.ユーザーを知る
急速に伸びるモバイル。50%以上の出荷数はスマートフォン。ユーザーがそれぞれのデバイスにどれだけ時間を使っているかを知る。
テレビ
PC
雑誌
モバイル
唯一、使用時間が伸びているのはモバイル(スマートフォン)。
いつでも、どこでもWebと繋がる
一日147分がスマートフォン 1日通じて使われている
テレビ50分 夕方が多い
データを制するものは新時代を制す!
“セグメント”が重要。
今まで見えなかったことが見えてくる。
どのようなユーザーがやってくるのか
ユーザーを深く知ることで今後の改善点が見えてくる
Analyticsの活用法。
レポートの閲覧方法は以下の通り。
Google アナリティクスのHOW-TOガイド
1.どのようなユーザーがサイトにやって来るのか?
・一般的なセグメント方法
[メール]の下の矢印をクリック>左メニューから該当のカテゴリを選択>保存
・AdSenseをクリックした人のセグメント方法
[メール]の下の矢印をクリック>[条件]>[クリックされたAdSense広告]>保存
・ユーザーの年齢や性別、興味・関心
[ユーザー]>[ユーザーの分布]もしくは[インタレストカテゴリ]
2.どこからユーザーはやって来るのか?・トラフィックソース
[メール]の下の矢印をクリック>[検索トラフィック][参照トラフィック]を選択>[適用]>[集客]>[すべてのトラフィック]
・モバイルデバイスからのトラフィック
[ユーザー]>[モバイル]>[サマリー]もしくは[デバイス]
・最も見られているページ
[ユーザー]>[行動]>[サイトコンテンツ]>[すべてのページ]
3.ユーザーはどのくらいサイトを使ってくれているのか?・サイトに戻ってくるユーザーは?(ユーザーの訪問頻度)
[ユーザー]>[行動]>[リピートの回数]>[セッション数]
・訪問あたりのページ閲覧数は?
[ユーザー]>[行動]>[ユーザーのロイヤリティ]>[訪問時のページ数]
・訪問あたりのサイト滞在時間は?
[ユーザー]>[行動]>[ユーザーのロイヤリティ]>[セッション数]
・スクリーンサイズごとの直帰率は?
[ユーザー]>[モバイル]>[デバイス]>[直帰率]
・ユーザーがどんな経路でサイトを見ているか?
[ユーザー]>[ユーザーのフロー]>国や地域でもフィルターが可能
AdSenseをクリックした人をセグメント
クリックしている人はこういうトラフィックから来ている人が多い。
クリックしていない人はどこから来ているのかを認識できる。
ターゲットユーザーとそうでないユーザー。
ユーザーを一括りにしない。年齢・性別・興味関心を見る。コンテンツ作成のヒント。
ファッションのサイトなのに旅行にも興味がある人が多い。であれば旅行用のバックや靴のコンテンツを追加。
どこから来ているのか
参照元。
検索エンジン、ブックマーク、特定のサイト。
割合、推移。
モバイル、どのデバイスか?iOS?Android?
どのページが最もユーザーに見られている?
どれくらいサイトを使ってくれているのか?
リピート率。サイトに戻ってくるユーザー。
新規ユーザー、既存ユーザー。せっかく来てもらったのにリピートされないのはもったいない。
リピート率に影響を与える要素→特にマルチスクリーン
スマホで見て見辛ければ去って行ってしまう。
訪問あたりのページ閲覧数は?
回遊率。競合サイトとの比較。
回遊率に関連するようなヒントはないか。
関連記事の表示場所、本数、本当に関連しているか。
自分のサイトだけでなく、他人のサイトと比較することが重要。
訪問あたりの滞在時間は?
どのザイズのスクリーンが直帰率が低いか?
サイト全体ではなく、個別に見る。
PCの直帰率よりモバイルの直帰率が高くないか?→スマートフォン向けサイトに改善の余地。
ユーザーはどんな経路でサイトを見ている?
どこから来て、どこで離脱しているのか?
離脱の多いページはそれで良いのか、意図と違っているのか。
離脱ポイントの改善はできないか。
ユーザーを知ることで改善点が見えてくる。ユーザーについて知りすぎて困るということは無い。可能な限りユーザーを知る。
ユーザーにフォーカスVol.2
グーグル株式会社 オンラインパートナーシップグループ 最適化スペシャリスト
エンゲージメントを高める
エンゲージメントとは、一言で表すとユーザーとのつながり。回遊率、リピート率から見て取れる。
あらゆるデバイスを通じてエンゲージメントを高める。
ユーザーや広告主がスマートフォンへシフト。
ユーザーが大事なのはなぜか?
長期的な収益を上げるため(短期的ではないことがポイント)
↓
ユーザーの数→新規ユーザーを獲得する
↓↓
ユーザーあたりの収益→ロイヤリティの向上。何度もサイトに訪れてもらう。
訪問あたりの深度(PVs/訪問)→多くのページを見てもらう。
RPMの向上→表示回数をいかに増やすか。
スマートフォン向けサイトの10のベストプラクティス
マルチスクリーンでのデザインについてリサーチ
119人
119時間
100サイト
驚くような結果ではない。でも当たり前のことを当たり前にやっているサイトばかりではない。
1.大事なコンテンツは上部で目立たせる
短期的には上部に広告を置いた方が収益は上がるだろう。でも長期的に見たらどうか?重要な情報が最初に載っているサイトの方が伸びるでしょう。
2.検索ボックスは分かりやすい位置に
検索ボックスはサイト上部に大きく表示しましょう。
可能であればどのページにも同じ位置にあることが好ましい。
3.タップを意識したサイズ
大人の指の幅、約1cm。5mm以下ではタップしづらい。できれば7mm以上。誤クリックを誘発するサイトはユーザーに嫌われる。
4.アクションはシンプルに。
なるべくシンプルなアクションで目的を実行できるデザイン。簡単に操作できる。
事例:Amazon。
5.メニューは選びやすく
完結で探しやすいメニュー表示
6.ユーザーが求めているものだけを表示
最初のページでユーザーに選択させ、必要なものだけを表示
7.画像は大きく表示
ズームしなくてもコンテンツが読めるようなサイズ。
8.ワンクリックでホームページに
サイトのロゴなどを活用して簡単にホームに戻れるように
9.ロイヤリティを高める施策
最新ニュース
関連ニュース
ソーシャル機能
メール購読を活用してロイヤリティを高める
10.読み込みスピードを常に改善する
74%のユーザーは5秒以上表示に時間が掛かるサイトには戻ってこない
PageSpeedInsightsで表示速度を測る
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
多くのユーザーにリーチする
リッチスニペット
サイトの情報を自動的に検索結果に表示
・写真や画像
Google+著作情報
サイトとGoogle+プロフィールをリンクさせて、著作情報を検索結果に表示。
ユーザーへの信頼度を上げる
海外に向けたコンテンツ
四国新聞コンテンツ→盆栽
http://bonsai.shikoku-np.co.jp/en/
英語版を作ることでアクセスを増やす。
日本語だけならせいぜい1億人。英語ができれば10倍20倍の可能性。
完璧な英語である必要はない。
サイト運営者様によるパネルディスカッション
シネマトゥデイ代表取締役社長 下村誠氏
http://www.cinematoday.jp/index.html
インテリアハート運営 松永貴之氏
http://www.interior-heart.com/
Happy Life Style運営 水口貴博氏
http://happylifestyle.com/
質問:サイトの紹介を
下村:映画のコンテンツ。開設は2000年。月刊誌の公式サイトだったが、月刊誌のコンテンツをウェブに持ってきても需要がなかった。サイトと紙で全く別のコンテンツ。月刊誌公式サイトからシネマトゥデイへ名称変更。読者レビューはない。やることたくさんなので優先順位をつけた。やるべきことを優先的に。映画、エンタメのニュース配信がメイン。来てくれたユーザーに映画を紹介し、もっと映画をみんなにみてもらう。
松永:3DCGを活用して部屋の中のコーディネートを紹介している。実際の不動産屋の間取りに合わせるとどうなるかをバーチャルで見せる。インテリア情報の紹介。10年前から運営。建築模型で家具を作るのが楽しかったのでそのあたりを紹介していたが、飽きてきたのでコーディネートも紹介した。3:7で女性が多い。20~30代がメイン層。お子さんがいる主婦層。
水口:2003年からサイト運営。アドセンスは8年目。自分の悩みや便利情報を頭の中からコンテンツとして出した。プリンターで印刷していたが好評で、それをWeb化。11年ぐらい前から運営。月間700万PV。コンテンツ内容は悩み改善、生活の向上。ユーザー層は18~35歳の女性中心。3.5:6.5で女性。情報を紹介するサイトとして。トラフィックは85%が検索。ソーシャルは1%ぐらい。ユーザーからスマホ化の要望があり、いまでは全体の7割がスマホ。サファリ4割、Android3割。フィーチャーフォンは電話やメールはするけどサイトは見ないというフィードバックがあったので、閉鎖。
質問:トラフィックソースを意識したサイト改善はしているか?
下村:ほとんどがポータルサイトかアプリから。PCは圧倒的にYahoo!ニュースのリンクからくる。記事につける関連ニュースになにを表示させるかが大事。ニュースを見るのは即時性なので、トピックに上がると膨大なアクセスが来る。良い関連記事が貼ってあるのと悪い関連記事が貼ってあるのではPVに大きな差が出る。リアルタイム解析を見ながら、関連リンクが適切か分析する。
去年の夏からスマホのアクセスがPCを超えた。スマホの場合はいろいろなトラフィックから来る。ニュースのアプリサービスからも来る。スマートニュース、グノシーから。スマホアプリは記事の見出しと画像しか表示されないので、タイトルと画像に注意。その後、関連リンクの見直し。
水口:敢えて検索から多いように心がけている。一時的なバズも悪くないが、普遍的な情報提供なので面白みやインパクトよりも平均的な言葉遣いを意識。
昔は文章だけのサイトだった。改善ポイントはユーザーからの指摘で気付く。文字ばかり、フォント小さいという指摘。それから写真を入れたり、読みやすい大きさにしたりした。
質問:マルチスクリーンについて。5割以上のアクセスがモバイルからだがスマートフォンのUIで気をつけている点
下村:一個の記事を読むことにかける時間が少なくなっている。なるべく短い記事を提供する。300文字以内をライターにも指定。スクロールしないで1画面で収まるような文量で。3段落以上になると読んでもらえない傾向。1段落100文字として最大300文字とした。
質問:表示スピードの改善について
松永:画像を観てもらうことがメインだが、スマホはどうしても回線が弱い。画像の圧縮やCSSの活用で表示の高速化。画像ボタンは50px以上のサイズを指定。
高さが400pxの画像を10枚ぐらい一記事の載せているので、画像は横にスワイプして見るような形状に。必要以上に縦長にしないようにしている。
質問:ユーザーエクスペリエンスの効果測定について。分析ツールは?
水口:ABテストはよくやる。データやシステムよりも2つ用意して、直接ユーザーに聞くことが多い。データを確認するのも重要だが、ユーザーの生の声を知る。ログではユーザーの感情までつかめない。
松永:ページの表示スピードを改善したらPVが上がったとか、そのあたりの中心に確認。頻繁には見ない。一喜一憂すると疲れちゃうので。
下村:ABテストはやってないが、目的を持って変更している。回遊率の向上という目標を設定したら、仮説を立てて変更し、1週間ぐらい様子を見る。実際に試してみて成功したかどうか判断する。
質問:ユーザーに喜ばれるコンテンツを提供するために大切なこと、その施策
水口:長く続ける。自分の良い所悪いところは自分では気付かない。長くやっていくとユーザーの声が集まる。それをマイペースで続けていく。ユーザーの意見は概ね正しいことが多い。自分のこだわりも大事だが、こだわりすぎてもダメ。
松永:画像のクオリティを上げたい。画像検索からもやってくるので第一印象が重要。バーチャルで試すので、いいと思ってもらえるイメージを作ることも重要。文章にも気をつける。僕がインテリアを売るわけではないので、第三者的立場を踏まえて客観的に紹介する。
下村:スマホが広がってきていてPCメインでは無くなった。その施策の一つが記事を短く。画像に対する要求も多い。その先は動画。スマホの方が動画にあっているような気もする。きちんとした読ませる記事を提供することも大事。スマホでも読んでもらえるような文章、レイアウトを考えながら改善していきたい。
参加者質問:ライブドアニュースがニュース内に3行まとめを載せ始めたが有効だと思うか?
下村:ミクシィニュースも要約を載せている。要約も自分のサイトでやっているのであれば有効だと思う。ただ、ポータルに提供しているニュース上で要約されてしまい、自分のサイトに来ないのであまり良くないかも。
水口:記事の一部だけ見せて、別リンクをやったら評判悪くてやめた。
参加者質問:Yahoo!ニュースからリンクを貰うためには。何か施策をしているのか。
下村:Yahoo!の判断なのでこちらとしては何もできない。Yahoo!にはYahoo!のやり方がある。
参加者質問:Web系のコンテンツを作るにあたり気をつけている点(雑誌と比較して)
下村:見出し。見出しは重要。自分たちのサイトが伸びた一番の理由は「見出し」。Yahoo!ニュースで取り上げられたのも見出しだと思う。検索結果も表示されるのは見出しなので重要。見出しの次は、サイトのテキストを読む人たちは読む力がないという前提で書くべき。複数の内容が含まれている記事は2つに分けて、読みやすく分かりやすく書くことを注意している。本文内のキーワードは意識していないが、見出し内のキーワードを意識している。なるべく最初にキーワードを持ってきている。
水口:突破口のきっかけ。記事を書いているとある程度まではPV伸びるが、天井が見える時がある。役に立ったのはプログラミングの知識があると、膨大な作業を短時間でおこなえる。リソースに余裕ができるので記事を書くことに集中できる。
松永:実はプレーンのHTMLで運用している。WordPress等のCMSを活用すれば効率化できるので学んだ方が良い。
飯の写真でも
今回のイベントは朝からおやつの時間ぐらいまでの長丁場だったので、いろいろなサービスがありました。
まとめてきな
というわけで盛りだくさんのイベントでした。
要は中長期的視点で、ユーザーを大切にしたサイト運営を心がけましょうという内容だったのですが、具体的事例やハウツーなど多くの情報があったので、なにか役に立ててもらえればと思います。
あと、AdSenseチームのみなさん、お疲れさまでした&ありがとうございました。(3ヶ月に1度ぐらいの開催を期待しています)