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ポルシェカイエン予約から購入、故障から売却までの道

2017/10/05

10年ぐらい前にこんなブログを運営してまして。

http://happylifestyle.jp/cayenne/

いま見ると、技術的にも文体的にもデザイン的にもこっ恥ずかしい限りなんですが、当時はWordPressよりもMovable Typeの方が勢いあったし、テーマも買ったりと、当時としてはがんばってた方だと思うんですね。

で、知ってる人は知ってるんですが、僕、カイエンに乗ってたんです。乗ってたんですが、新車で買った後に9年間で16万キロ走ってて、さすがにいろんな箇所にガタがきていて、なおかつこの12月に車検なので手放すことにしました。だって車検通すための修理(カルダンシャフト、ブレーキローター全替え、タイヤ全替え)で100万近くかかるんですよ。普通に軽自動車とか買えるじゃないですか。

とはいえ、9年間も乗ってきて愛着もあるので、上記ブログに加筆して、9年間(+予約時1年間)の振り返りをしてみたいと思います。もしカイエンを新車で買う予定がある人がいれば、何かの参考になるかもしれません。10年前の情報ですけど。

カイエン購入まで

※写真が小さいのは撮影機材がガラケーだからなのと、当時のWeb環境的に重い写真を載せたくなかったからです。

そもそも、なぜカイエンか?

それは子どもが産まれたからですね。

それまではアウディTTクーペと言う、それはもう実用性のないクルマに乗っていまして。

実はこのクルマ、後部座席は一応付いているのですが、ホントちっちゃい子供か犬ぐらいしか乗れない代物。問題無く装着できるチャイルドシートが無いというなかなか笑うに笑えないクルマなのです。

唯一装着できるという噂のレカロシートを設置した状態がこれ。基本的に後部座席には犬か猫か子どもしか乗れない仕様です。

自分としては他に無いデザインとこの実用性の無いやるせなさがとても愛おしく好きだったのですが、さすがに子供が大きくなった時の事を考えるとちょっと大きめのクルマを検討しなければならなかったわけです。

そうはいっても、なかなかピンとくるクルマが無かったまま時間が過ぎていたのですが、ある日、高速を走っている時に嫁氏が右側車線を凄いスピードで走り去っていったSUVを見て

嫁氏「あのクルマなに?」
私「あー、あれはカイエンと言ってポルシェのSUVよ」
嫁氏「あれ、いいねぇ♪」
私「・・・(沈黙)いくらだと思ってるんだよ・・・(心の声)」

と言うわけで、カイエンさんがムリヤリ表舞台に立たされてしまったわけです。まぁ、実際見て乗ってみないと良さも悪さもわからないわけで、とにかく勢いでポルシェディーラーに行ってみようとなったわけです。

カイエンに乗ってみよう

さて、そんな訳で生き急ぐ染谷一家は近くのポルシェディーラーに行きました。

お正月明けの2008年1月4日(金)、勤勉な日本人は既に働いているだろうという淡い思いを持っていたのですが、見事休み。そういえば外国車メーカーでした。

しょうがないので翌日の土曜日に改めて訪問することに。

入店すると、憧れの911様とケイマン様がお出迎えです。

個人的にはカイエンよりもこの2台の方が興味津々なのですが、家庭の平和を守るためにはそんなことを口に出すわけにはいきません。なので、911を尻目にカイエンさんの試乗を営業さんに伝えます。

試乗したのはカイエン3.6リッター。早速、アクセルを踏み込んでみます。

 
あれ?遅い??

 
馬力は290馬力なので遅いわけないです。安定性が高いのでスピード感が感じられないのです。(まぁ、重量も2.2トンありますが)

ちなみに嫁氏は後部座席の広さに悶絶してます。

デザインと後部座席だけで購入を決めてしまいそうな勢いを制し、この日はカタログを貰って帰ることにしました。ライバルの車種も見てみたい(乗ってみたい)ですしね。Audi Q7も良さげだし。

ちなみにこれがカイエンのカタログ。一冊の本になってます…さすがポルシェ。

カイエン以外の車に乗ってみよう

カイエンには試乗してみたものの、人生の中でSUVに乗るのが初めてだったので、実際イマイチわかんないというのが本音です。

となったら、他のSUVにも乗ってみようという事で、やはりアウディオーナーとしてはQ7が気になるわけです。あと、同じシャシーを使っているフォルクスワーゲンのトゥアレグ。

時間があれば外車と日本車の違いを感じるためにハリアーやムラーノも乗ってはみたいのですが、それは状況次第で。

で、行き急いでいる家族は翌日(6日)に早速、馴染みのアウディディーラーへ。

「Q7乗っけてチョ♪」

と可愛く言ってみたものの、なんと試乗車が無いとの返答。県内のディーラーから試乗車を取り寄せるとの事なので、この日は翌週の予約を取り泣く泣く退散することに。

翌週の12日、念願のQ7と遂にご対面。

デカイ

そうは言っても実際乗ってみないと分からないので運転させてもらう事に。

いやー、やっぱりアウディさんはいい仕事してますね。車体は大きいのですが、運転してみるとそれほど大きさを感じさせないですし、走行性能もかなり高いレベルだと思います。これは悩むなー。悩むなー。悩むなー。

カイエン再試乗

翌13日に再度ポルシェの門を叩くことに。

相変わらず911がお出迎えしてくれてて、(やっぱりポルシェは911だよな~)と、ココロが揺れかけますが、ヨメの冷たい視線を感じカイエンの再試乗をオーダー。

さて、乗りました。そして結論。

1.乗り心地自体はQ7の方がいい。
2.運転のしやすさは甲乙つけ難し
3.納車までQ7は3ヶ月、カイエンは1年
4.Q7の純正ナビはちょっと格好悪い
5.カイエンの方が運転していてワクワクする

というわけで、カイエンに決定!1年間、首を長ーくして待つことにします。

ちなみになぜ1年待ちかというと、ポルシェの新期が2008年9月からで、それまでの発注(納車)はすべて終了しているらしいのですよ。いやー、余裕です。国産車だとすぐにでも作るだろうに・・・。

 
あ、

 
トゥアレグ結局乗らなかった・・・。後で冷やかしで試乗させてもらおう。(注:2017年現在まだ乗ってません)

手付金

ひゃくまんえんでした(泣)

 
ポルシェの営業さんの一言「通常、1割の手付金でいいんですが、面倒くさいんでだいたいいつも100万円入れてもらってますね~(笑)」(心の声:笑じゃねえよ)

こちとら、いかに値切ろうか考えていたのに、そんな言葉を発する雰囲気にすらならないです。ちなみにポルシェで値切り交渉をしたら「そんなお客さん初めてですね」と言われた知り合いがいます←マジ

というわけで、ポルシェを新車で買う場合は最低でも100万は用意しておいて下さいね。まぁ、カイエンターボだと1割でも余裕で100万超えるんですけど。

余談)初体験、911!!

ポルシェ911。

それはスポーツカーマニアは一度は運転してみたいクルマです。

僕も今までシルビア⇒32GT-R⇒33GT-R⇒アコードワゴン(なぜ?)⇒TTクーペと乗り継いできましたが、まさかこの日が来るとは夢にも思ってませんでした。

ポルシェ911カレラさまのご尊顔

雰囲気のあるコックピット

試乗会のDMが来ていたので、暇つぶしでディーラーに遊びに行ったところ気軽に乗せてくれました。

実は「オートマのカレラ(右ハンドル)とマニュアルのケイマン(左ハンドル)どちらがいいですか?」と聞かれたのですが、マニュアルなんてもう乗れません!!と日和ったのは内緒です。
 

で、乗ってみた感想。

 
怖い。

 
GT-Rの四駆とは全く別物。

というか、今まで乗ったどのクルマとも全然違う加速・減速・ハンドリング。RRという独特のレイアウトがこうもクルマの印象を変えるのかと。これはクルマ好きなら堪らないです。マジ欲しくなります。カイエンをキャンセルして911にしようかと思うくらいです。

営業「やっぱり911はクルマの楽しさを再認識させてくれますね。でもミッドシップのケイマンの方が運転していて楽しいですよ。」

 
ほう。

カイエン発注

2008年8月2日、お世話になっている営業さんから

「09年の生産が決まりました~。というわけで8日までに最終仕様を決めるので来てね(はぁと)」

という、ありがたいラブコールを受けまして、「じゃあ、今日行きます!」という、前のめり気味のスピード感でディーラーに行ってきました。
 

で、早速出てきた見積書。

車両本体価格 6,920,000円(08年) ⇒ 7,180,000円(09年)

やほーい。20万も上がってる~。まぁ、ユーロが強いので少しは覚悟していたのですが、ここまで上がるとは…。

営業「で、でもナビが標準になったので…。」
僕 「(・_☆) キラーン」
営業「で、でもテレビとかがどれだけ対応できるかわかりませんけどね。」
僕 「(´・ω・`)ショボーン」

と、テンション上がったり下がったりするようなやりとりでした。

ちなみに色の変更、追加は無いそうなので、あとは黒系にするか白系にするか、最後の悩みどころです。GTSの赤は追加になりそうですが、40万円超の追加料金になりそうとのことです。

とにかく、まだカタログも無いのに発注期限がやってくるという、ポルシェの強気さは凄いと思います。

入庫日決定

ディーラーの営業さんから待ちに待った連絡がやってまいりました。

「12月17~19日の間に入庫するので印鑑証明よろしくね(はぁと)」
↓意訳
「耳を揃えて残代金用意しておいてね(ニヤリ)」

オプション最終決定

2008年12月6日、最後の打合せにポルシェセンターに行ってきました。

今回の趣旨は、車庫証明等の必要書類やオプションの確認(金額の確定)、そして5年間連れ添ったTTちゃんの査定です。

というわけで、最終的な仕様はこうなりました。

メタリックペイント/室内レザーセット
カラークレスト ホイールセンターキャップ
ポルシェクレスト付ヘッドレスト
パークアシストシステム
フルオートエアコン
キセノンヘッドライト
ドライバーメモリーパッケージ
プライバシーリアガラス
フロアマット
走行中テレビ使用可/ETC/バックカメラ
ポリマーコーティング

その他諸経費込みで、総額860万円ナリー。オプションで150万も乗ってくるのかよ…。

あ、そうそう。肝心の2004年式Audi TTちゃんの査定ですが・・・66万円でした。

カイエン納車!

2008年12月23日12時過ぎに、ポルシェセンターにお迎えに行って参りました。

この日は「赤口」です。

赤口って「正午以外はOK」だと思っていたので、午後にでも取りに行こうと思っていたのですが、念のためググってみたら「実は正午以外全部ダメ」という、見事に正反対の認識をしておりました。いやー、車買うのって勉強になりますね(違う)。

その間違いに気付いたのが11時過ぎだったので、急いで準備をして、なんとか正午に近い時間帯でカイエンを受け取ることができました(というか、そもそも暦を気にしなければ何の問題ないのですが)。

ようやく出逢えたブラックメタリックのカイエン様。

憧れのエンブレム。

憧れのキーと、ノベルティのキーホルダー。

納車当日は試運転をしたり、写真を撮ったり、写真を撮ったり、写真を撮ったりしていたら、あっという間に一日が終わってましたとさ。

カイエン納車後(主にトラブル日記)

さようならカイエン

2008年12月28日、出逢って5日目(走行150km)でドナドナされてしまいました・・・。

↓原因はコレ

エンジン警告灯点灯中。

もう既にディーラーは年末休暇に入っていたのですが、エマージェンシーコールにゴネて、なんとか営業所の担当者に連絡を取ってもらい代車を手配してもらいました。エマージェンシーの担当者さん、ディーラーのメンテ&営業さん、ムリ言ってすみません&ご対応ありがとうございます。

そして用意していただいた代車は、あの水平対向エンジンを搭載する・・・

 
 
 
 

スバル レガシィでした。こっそり911を期待してたんですが。

というわけで年末年始はレガシィが愛機になります。カイエン購入までの道は険しいです。

カイエン復活

年が明けて、ポルシェディーラーの営業初日に修理されて戻ってきました。

故障していたのはやっぱりエンジン・・・

ではなくて、センサーのエラーだったようです。

エラー箇所を新品に交換して、テスト走行をしてみて問題なかったので再度の納車となりました。

とりあえず、これでしばらく乗ってみて問題なければ完治ということになりそうです。まずは一安心ですが、この再納車日って仏滅だったよ・・・。

交通安全の祈祷に行ってきました

地元の神社に交通安全の祈祷に行ってきました。

今までの車で祈祷に行った事は無かったのですが、さすがに結構な高級車なのと、年末年始にドナドナ事件があったので、新年度を迎える前にゲン担ぎをしてきました。

お祈りを待つカイエン氏

とはいってもゲン担ぎだけでなく、自分自身の安全運転が第一ですのでホント気をつけましょうね。

3000km点検

ディーラーに点検に行ってきました。全く問題ありませんでした。おわり。

何とも表現に困る故障

カイエンのシフトが故障しました。

というか、正確には壊れたわけではなくて、何とも、まぁ、間抜けな話ですが、オートマシフトの蛇腹の部分に1円玉を詰めてしまってギアがドライブに入らないという、微妙なトラブルに見舞われました。

サイト運営者としてはネタ(σ・∀・)σゲッツ♪と笑っていいのか、クルマを動かせなくて困っていいのか微妙な心境です。

ちなみに状況を再現すると・・・。

子供(2歳弱)が持っていた1円玉を、事もあろうかシフトにセット。

そんなこと、全く気付いていない僕がシフトをドライブに・・ガリガリッ!!!

しーーーーーーーーーーーーーーーん…

(汗)

ヤバいと思ってパーキングに戻したら、どうもシフトノブ内部で1円玉がしっぽりと自分の居場所を見つけたらしく、ニュートラルの位置でシフトが引っ掛かってドライブまで入らないという、にっちもさっちもどうにもブルドックな状態になりましたとさ。ちゃんちゃん。

ちなみに外出中の出来事です。

1円玉救出大作戦

出先で1円はまってさー大変の我が家族。まぁ、オロオロしててもしょうがないので、もう一度シフトをドライブに入れてみる事に。

!!

ゴリっていう異音と、微妙な感触はあるもののドライブには入る。

でも、それで走ってOKなの???

というわけで、困った時にはポルシェエマージェンシーコールへヘルプ。年末にドナドナされて以来の再会です。

僕「かくかくしかじかで、クルマ動かせないんですが、どうも、グローブボックス外してシフトのカバーを取れば何とかなりそうなんですが。」
エマ「エマージェンシーだとクルマ運ぶだけなので、ディーラーに聞いた方がいいかもしれないですね。」
僕「ラジャー!」

僕「かくかくしかじかで、クルマ動かせないんですが、六角レンチがあれば何とかなりそうなんですよね。ちなみに今いる場所はディーラーの近く(とはいってもクルマで2~30分)なんですが。」
D「じゃあ、手の空いている人間に見に行かせますよ。」(多少、内容は割愛してます。)

そして待つこと30分。救世主のメカニックの登場です(こちらも再現画像でお届け)。

グローブボックス内のネジを六角レンチで外します。

カバーを外し、エアバック関係のプラグを抜きます。

シフト周りのカバーを外します。

メカ「・・・・・・・・。思った以上に中に入り込んでるので、持ってきた工具じゃ無理ですね・・・( ̄Д ̄;;アウアウ」
メカ「とりあえず(違和感はあるものの)ドライブには入りますので、ディーラーに持ってきてもらえれば、もうちょっと何とかなるかも・・・( ̄Д ̄;;アウアウ」

というわけで、ディーラーでシフト周りを分解して、1時間半のレスキューののちに、見事1円玉を救出してもらいました。

※分解は個人の責任で行いましょう

10000km点検(1年点検)と、ちょっとした修理

我が家のカイエンが購入9か月にして走行距離10000kmを突破しました。

このペースだと1年で16000kmぐらいいきそうです。(注:1年10000km以上は過走行です。)

というわけで、ディーラーに電話して「点検してチョ♪」とお願いしたところ、「ずいぶん早めの1年点検になりますがいいですか?」と、素で心配されました。 確かに1年経った頃にお願いしても良かったのですが、実は・・・

破損・・・

右リアの泥除けを縁石でカリッとやってしまったので(注:僕ではない誰かが)、ついでに修理もお願いしたかったのです。今回は点検よりもこっちがメイン。というわけで、願いしたのはオイル&エレメント交換、右リアカバーの交換です。というわけで2泊3日の帰省の旅に出かけていきました。

 
で、翌日・・・電話で見積りがあがってきました。

メカ「全部チェックしまして、気になったところを全部やると61,000円になりますね。」
僕「ぜ、全部ってなんすか?」
メカ「オイル&エレメント&右リアカバーと、ワイパーとエアコンフィルターですね。」
僕「あ、あのー、そもそもエアコンフィルターって換えるもんなんですか?」
メカ「まぁ、距離数で全部見積もるので、やらなければやらないで問題ないですよ。」
僕「じゃ、ワイパーとエアコンはナシでお願いします。」
メカ「ですと、52,000円弱ですね。」
僕「それでよろしくお願いします~。」

そんなわけで、必要最低限の点検をしてもらいました。

 
点検終了時に貰った、正式な見積り金額がこちら

≪作業≫リフレッシュチェック 10,500円
≪作業≫右リアカバー割れ交換 4,200円
≪作業≫エンジンオイル交換 5,250円
≪作業≫オイルフィルター交換 4,200円
≪部品≫エンジンオイル7リットル 17,955円
≪部品≫シーリング 756円
≪部品≫エレメント 2,835円
≪部品≫右リアカバー 3,150円
≪部品≫右リアスポイラー 2,940円

締めて51,786円でございます。点検代でWiiが2台買えます。ただ、メインのお願いである右リアは、しっかりキレイになって帰ってきました。

ただ、一言不吉な話が・・・。

メカ「なんか、ちょっとオイル漏れしてるんですよね・・・。」
僕「そ、それは・・・おいくら万円ほどかかるんですか?(恐る恐る)」
メカ「あー、それはクレーム期間内(納車後1年未満)なので無料ですよ。ただ・・・、パーツはドイツ発注なんですよね。」
僕「???」
メカ「9月の連休後に、もう一度入院してもらってもいいですか?その時は代車を用意しておきますので。」

ホント、更新=トラブル発生の日記だなぁ・・・。

オイルシールの交換

さて、1年点検時に発覚したオイル漏れの修理日記です。

なにやら、オイルシールにオイルがにじんでいるそうで、要は交換しちゃうのが一番確実とのことです。

で、修理に1週間ほどかかるとのことなので、今回も水平対向エンジンを搭載するレガシーを代車で借りてきました。昨年末のレガシーと同じ子ですね。

今回は1年点検と違って、長い入院になりそうだったので、ヨメさんにもしっかりレガシーに馴染んでもらった(特に国産だと逆になるウインカーとワイパー)のですが・・・

 
3日で完治してきました。まぁ、早い分にはいいんですが1週間って言い過ぎじゃね。

で、記事を書いていて思ったのですが、

 
 
この修理って・・・、画的におもしろくない・・・。
でも、画的におもしろい修理って、家計的におもしろくないだろ・・・(葛藤)

カルダンシャフト損傷

2014年10月、カイエンのフロア下から異音がし始めました。この時点で6年98,000km走ってるんで、どこかに異常をきたしてもおかしくないんですが、ガタガタガタガタとビートを刻み始めるとさすがに心配になります。

要は前輪と後輪の間を縦に繋いでいる部品(カルダンシャフト/プロペラシャフト)の損傷で、これが破損することで車の中央部から異音が発生します。

カイエンのプロペラシャフト破損

プロペラシャフト中央のゴムの部分(ベアリング)が完全にボロっと落ちています。走行すると筒の中でシャフトが暴れて当たるので、振動と異音が発生していたわけです。

この顛末は以下のURLの記事に載せてますが、シャフト交換で約21万円でした、はい。

カイエンのフロア下から異音が!原因はプロペラシャフトのセンターベアリングの破損、そして交換・・・
ある日突然、我が家のカイエンちゃんが悲鳴を上げ始めまして。 運転中に、運転席と助手席の間ぐらいのフロア下から「カラカラカラカラっ」って異音がし始めたわけです。そ…
someyamasatoshi.jp

この修理、画的には面白んですけど、家計的にはまったく面白くなかったです。

カイエン売却

さて、2017年12月に4回目の車検を迎えることになったのですが、9月末にまたフロア下から不審なドラムビートが聞こえるようになりました。そう、3年ぶり2回目のカルダンシャフト損傷です。

前回は98,000km時点での交換でしたが、今回は160,000kmでガタつき始めました。「ちょっと早くね」と思ったのですが、ディーラーのメカニックに聞いたところ、カルダンシャフトは車の負荷が一番かかる部品で、距離数が伸びることでどうしても車体各部の歪みが生じて、負荷が増大するとのこと。

結果として摩耗が激しくなって、前回よりも短い距離で破損したっぽいです。

ディーラーで修理の見積もりを出してもらったところ、部品代が値上がりしてて修理代が24万円になってました、マジか。

 
さて、ここで一つ悩みがあります。僕はテスラ モデル3を予約しているのですが、納車がいつになるかわかりません。読みとしては2019年じゃないかと思ってます。

テスラ モデル3の予約をしてきました、納車は2018年ですが
アメリカでの正式発表は明日なのですが、なぜか日本で世界最速予約ができると聞いたので、外苑前にあるTESLA MOTORS正規ディーラーであるテスラ青山に行って、…
someyamasatoshi.jp

で、このカイエンを修理して車検を通してあと2年乗り続けるか、カイエンを売って繋ぎで別の車を2年目安に乗るか。悩ましい選択肢です。

ちなみにこのカイエン、車検を通すためには以下のメンテナンスが必要になります。

カルダンシャフト交換 約24万円
ブレーキディスク&パッド交換×4 約30万円
タイヤ交換×4 約15万円
(修理の必要はないけどトランクの油圧ダンパー 約10万円)
+車検代 約20万

なんということでしょう。車検通すだけで100万円以上かかります。普通にスズキアルトの新車買えるじゃんかよ。

16万キロも走ってたら、今後、もっと傷んでくる箇所もあるだろうなぁと。というわけで、繋ぎの車を探す方向に舵を切りました。

次の車を買うとなると、このカイエンを下取りに出して頭金にしなければローンが大変です。というわけで査定に出してみたたところ、約50万円の値がつきました。本来であればもうちょっと高く値段はつくのですが、カルダンシャフトの交換を筆頭に、各所の修理が必要になるので差し引かれてる感じですね。

とはいえ、16万キロも走ってて50万も査定額が提示されるとも思ってませんでした。ありがたきありがたき。9年間お疲れ様でした。

実は次の車(中古車)も契約してるのですが、それはまた別のお話。

【追記】次の車の話です。

カイエン買いました(9年ぶり2回目)
実質無料でした。
someyamasatoshi.jp