未来を予測して準備しておく必要性と、準備自体が無駄になる可能性

インターネットビジネスの業界に属していると、「アフィリエイトはオワコン」という言葉を、ときおり耳にします。

僕が感じている結論から言うと、「アフィリエイトはオワコンじゃないけど2極化が激しくなる」と予想しています。2極化というのは、すごい稼ぐごく一部と、稼げないその他大勢ということです。現在の日本と一緒ですが、真ん中の中途半端な層が一番厳しくなるということですね。

でもこれってアフィリエイトに限った話じゃなくて、ビジネス構造や資産構造全体に言える話だと思っています。永遠に続くものって無いですよね。

インターネットの勢いは変わらないと思いますが、その中でも終わっていくジャンル、新しく生まれるジャンルが出てくるでしょう。

終わっていくジャンルとこれから伸びるであろうジャンルの違いを嗅ぎ分け、楽しくサバイブしていくためにはどうしたら良いか。まずは歴史を振り返ってみる必要があります。

以前にアフィリエイト未来予想図という有料noteを書いたのですが、その一部を公開します。

技術発展により消えた産業

いつまでも永続的に続く技術やビジネスなどありません。新しいテクノロジーが普及したら旧来の技術は淘汰されてしまいます。

例えば携帯電話の普及により、電話帳は役割を終えました。そして人間の記憶力も奪っていきました。昔は友人の電話番号を10件は覚えていたはずなのに、今では自宅の電話番号だって怪しいもんです。

例えばインターネットの普及により、自宅に百科事典を置いておくことはなくなりました。百科事典を一式揃えると数十万円したのですが、それでも売れてたんですよ。今では図書館でしかお目にかかれません。

ではiPhoneを中心としたスマートフォンの普及によって消えた産業はなんでしょうか?代表的なものは目覚まし時計です。mp3プレイヤーも消えました。カメラの性能はコンパクトデジタルカメラも必要ないレベルになっています。下手したらパソコンも危ういです。自動車のナビゲーションシステムもGoogleマップで代替可能です。

例えばAmazon。書店はもちろん、アパレルショップや家電量販店の存在を脅かしています。

医療ロボットの発展により、外科医の仕事すら無くなるかもしれません。現に手術支援ロボットを活用した手術の正確性・安全性は立証されています。法律さえ整えば、ロボット手術が一般的になる未来も簡単に予想できます。

このように、それまで栄華を極めていた産業が、テクノロジーの進化によって一瞬にして消えていくことは珍しいことではありません。破壊的イノベーションです。重要なのは、その変化に気づき、いかに対応できるかという点なんです。

プラットフォームのルール変更

2013年6月に、Amazonアソシエイト(アフィリエイト)の一部料率が変更されました。

旧紹介料率は商品カテゴリー関係なく、販売した商品個数によって料率が決まっていましたが、新紹介料率の場合、商品カテゴリーごとに紹介料率が設定されています。

Amazonアソシエイトで取り扱うカテゴリーを、書籍やおもちゃをメインコンテンツにしていた人からしてみると大打撃です。Amazonからしてみたら、通販のプラットフォームとして世間に認知されたのであれば、わざわざ紹介手数料を払ってシステムを広めていく必要は無いわけです。

逆にこれから伸ばしたいジャンルは報酬率を高めに設定しています。

・Amazon ファッションにおけるシューズ・バッグ・ジュエリー:8.00%(2014年6月1日から)
・Amazon MP3商品:10.00%
・PCソフトダウンロード商品:10.00%

このあたりがAmazonのしたたかさを象徴しています。

Amazonのやっていることが好きか嫌いか正義か悪かは各個人の判断に任せますが、マーケットシェアの拡大という角度から言うとリソースの集中と選択は正しい方向性なわけです。

別に直球的に楽天アフィリエイトを貼りましょうとか言うつもりはありませんが、一つのインフラに依存するリスクの対応策も考えておかなければいけません。

Google AdSenseやYouTubeを筆頭とした足切り強化

2016年3月頃、Google AdSenseの申込み手続きが厳格化されました。それまで無料ブログサービスでも申請可能だったのですが、独自ドメインでの運用でないと利用申請すらできなくなったのです。

YouTubeでは2018年2月から、収益プログラムを利用できる基準として、「過去12か月の総再生時間が4000時間以上」と「チャンネル登録者数が1000人以上」の2つの資格を満たすことが条件となりました。

Googleの言わんとすることは明確で、無茶なことする割に、広告主・訪問者・Googleに対しての貢献量は大したことない底辺の利用者を切り捨てたわけです(2018染谷見解)。

パレートの法則というものがあります。

Wikipediaから一部引用すると、「ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である」ということなんですが、要は売上を上げるためには上位2割のユーザーを厚遇した方が結果に繋がるわけです。

さすがに8割を切り捨てるということはないですが、どこまで手を差し伸べるかはGoogleの胸三寸なわけです。

AmazonやGoogleがルール変更をしているのに、アフィリエイト業界だけ現状維持の状況が続くでしょうか?

ベルメゾンやニッセン(総合通販)の不振

総合通販といえばネットショッピングの一時代を築いた業態ですが、現在は苦境に立たされています。参考記事を2つほど置いておきます。

「そもそもベルメゾンやニッセンの経営方針がダメだった」と言ったら確かにそれまでなんですが、そもそも現在はモノって売れないですし、消耗品であれば価格勝負なんです。

いまさら4Kテレビを喜々として買わないですよね。地デジ切替時に買い替えてるんですから。よほどのこだわりがない限り、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、洗剤なんて価格で選びますよね。

今の世の中、ライフスタイルが豊かになるかもしれないと感じさせる商品や、体験型のサービス、あるいは「この人みたいになれるかも」といった期待や願望を膨らませる商品じゃないと売れづらい時代なんです。

売り切りモデルから月額課金モデルへの変化

ここ数年の傾向として、高額商品を一発で売り切るビジネスモデルから、毎月の継続課金モデルが増えてきています。

具体的事例を挙げると、マイクロソフトOfficeやAdobeなどのソフトウェア業界、airClosetやleeapなどの洋服の月額レンタルサービス、Kindle Unlimitedの月額読み放題サービス、Amazonプライム・ビデオなどのビデオオンデマンドサービス、エトセトラエトセトラ。

売り切りのPDF教材ではなく、ウェブ上で読みやすいnoteが好まれるのは時代性かもしれません。3ヶ月間集中の高額塾ではなく、月額課金のオンラインサロンが求められているのも時代性かもしれません。

ブロードバンド時代から20年、スマートフォン時代から10年、次の10年は?

時代は一定のサイクルで変化しています。

僕がインターネットを初めた時は約20年前でした。その時代はアナログ回線にダイヤルアップ接続してインターネットを利用する形式でした。アナログ回線なので、電話がかかってくるとネットが切れるんですよ。その都度、「電話かけてくんな!」ってキレてました。回線速度は56kbpsでした。ギガでもメガでもありません、キロです。

当時のインターネットは、接続し続ければ続けるほど電話料金がかさんでいくという仕組みでした。23時から8時まで定額で使える「テレホーダイ」というサービスに加入していたのも懐かしい思い出です。ガピーガピー。

その後ISDN(64kbps〜128kbps)を経て、定額で常時接続が可能になったADSL(8Mbps)へと進化していきました。ケーブルテレビを使ったインターネット接続なんてのもありました(今もあるか)。

今では光回線で1Gbpsなんて当たり前の速度になりました。

 

インターネットが普及して20年経ったわけです。では10年前にはなにが生まれたでしょうか。そう、iPhoneです。スマートフォンが普及することで、情報を収集する手段は机の上のパソコンから手のひらの中の端末に変わりました。

今ではほとんどのウェブサイトが、パソコンよりもスマホからの閲覧数の方が多くなりました。スマホ向けデザインのウェブサイトだけ制作する会社も増えています。ブラウザを捨てて、アプリに注力する会社も増えてくることでしょう。

20年前からの10年間はパソコンとインターネットの時代でした。その後の10年間はスマートフォンの時代でした。ではこれからの10年はどのような時代になるのでしょうか。

その一つの答えがAIを搭載したスマートスピーカーです。

準備の必要性と、準備が無駄になる可能性

将来に備えて準備をすることは大切です。語学力を向上させることで、世界で活躍するきっかけを創り出すことができるかもしれません。でも翻訳機の発達により、その準備が無駄になる可能性があることも理解しておかなければいけません。

テクノロジーの発展は便利にもなりますが、普及することで特異性を一般化させます。

1800年代のアメリカに、アイスハーヴェストという天然氷を切り出して世界に販売する仕事がありました。氷職人は自分たちの作業能率を向上させるために、氷を削りやすいノコギリを生み出しました。さらに技術を進化させた電気ノコギリが登場し作業効率は一気に高まりました。

しかし、天然氷の業界は縮小しました。技術が発展して作業効率が上がったにもかかわらずです。

なぜか。

答えは氷業界の常識をまったく知らない人間が参入し、製氷機を使って工場で氷を作り始めたからです。不安定で非効率な天然氷ではなく、一年中いつでも安定した品質の氷が手に入るようになったからです。当然、天然氷を切り出し販売していた人々は仕事を失いました。

さらには、氷が家庭でも簡単に作れる冷蔵庫(冷凍庫)が登場しました。わざわざ氷を買いに行く必要すら無くなったわけです。

これが破壊的イノベーションです。このようなことは歴史上、頻繁に起こっています。変化に気づき、対応できる筋力をつけておくことが重要なのです。

さて、このコラムの本題に戻ります。アフィリエイトは無くなるのでしょうか?そんな事はありません。

破壊的イノベーションに遭遇した天然氷業界は消滅したでしょうか?大半の天然氷業者は確かに無くなりました。しかしながら、天然氷を売りにした一部のかき氷店は行列が耐えません。それは天然氷というコンテンツに、他にはない価値を付与してお客様に提供しているからです。

オワコンオワコンと言われている出版業界はどうでしょう。電子書籍がシェアを伸ばしてきていても、一部の著者は財を成しています。一部と多数の違いはどこにあるのでしょうか。

アフィリエイトも同様です。一部の成功者に富は集中するでしょう。しかしながらその富もテクノロジーの発展により、長続きしない可能性が高いです。その他大勢が太刀打ち出来ないようなコンテンツを提供し続けるか、あなたというコンテキストを組み合わせて商品を売っていくのか、それとも時代の変化に合わせて取り扱う商品を変えるのか。生き残る方法は無限にあります。

AI、VRの発展。だからこそ人間にしかできないものを、自分にしかできないものを見つけ出すことが重要です。好きな事というのはそれだけで熱量が生まれますし、独自性になります。

未来は予言できません。でも自分が望む未来を創造することはできます。

ネットビジネスの未来予想図セミナーを開催します

今まで載せていた内容は以前にnote(あるいはオンラインサロン内)で公開した「アフィリエイト未来予想図」というコラムです。この内容を基にして、テキストでは説明しきれなかった重要な部分にフォーカスして解説していきます。

アフィリエイト未来予想図

このテキストを読まなくても理解できる内容にしますが、前もって予習しておいて頂けるとさらに身になると思います。そんなわけで、note購入者専用の割引チケットもご用意しました。

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当日のスケジュール

日程:2018年5月29日(火)

18:30 開場
19:00 セミナー開始
21:00 終了

会場

東京都中央区新川1-3-4 PAビル3F セミナールーム茅場町

DMMラウンジ「ギガ盛りブログ飯」参加者特典

DMMオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」参加者は当セミナーに無料で参加可能です。(※すでにオンラインサロン内で参加者の応募を受け付けているので、一般席は数少なくなっています)

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