昨日、長野県と長野県中小企業振興センター長野県よろず支援拠点が主催、共催がネット事業ネットショップ研究会長野の、ネットショップ(オンラインショップ)向けのセミナーで講師としてお話してきましたので、毎度のごとく資料の公開と補足説明をしたいと思います。
ちなみに話し終えて思ったんですが、「勝ち抜くため」というより「生き残るため」の方が近い内容でしたね。インターネットの世界では別に勝ち抜く必要なんて無いんですよ。自分の得意分野で生き残っていればそれだけで充分なんです。というわけで、そんな感じでこの後の文章を読み進めていただけるとー。
そうそう、なんかすげぇゴージャスな会場(ホテルメトロポリタン長野)だったんですけど・・・。
今回のセミナーの構成は僕のお喋りが2時間、その後、名刺交換&休憩を挟んで、ネットショップ運営社3名と僕(ファシリテーター)でパネルディスカッションでした。パネルディスカッションのパートは手元に資料がないので詳細は書けない(覚えてない)のですが、現場の苦労話からショップ運営で工夫していること、楽しみ方、集客方法などリアルな話を聞くことができました。
で、僕のパートで使用したスライドがこちらです。
【追記】
やべぇ、スライドに入れてる日付間違えてるじゃん。正しいのは2016年1月27日です。
1. 本日のまとめ
2. ユニークであることの重要性
3. シンプル化する時代
4. コンセプトを創る
5. 明確に伝達するということ
6. 検索エンジンとSNS
7. 自分だけの土俵を創る
8. 動くベネフィット
9. 買う理由の提供
10. 購入への心理的障壁
11. ブランド化するために
12. コミュニティをつくる意味
13. マーケティングとコミュニティ
14. コンテンツとコンテキスト
15. モバイルファーストの現状
16. 本日のまとめ
という16項目をつくっていたのですが、前日に「もっとも大切なこと」を思い付き、
1. まず手を動かすこと
2. 続けること
3. 検証・改善を繰り返してノウハウ化を図ること
という3項目を最後のスライドに入れました。
ネットショップだけじゃなく、実店舗で営業している人に向けても使える内容を心がけているので、ご自身の状況や環境に置き換えて読みなおしてもらえると幸いです。
2~11までが新規顧客向けの施策や考え方、11~13までが既存顧客のフォロー的な内容になっています。13~14は運営者自身の独自性の生み出し方、15はスマートフォン対応ですね。超簡単にまとめると、
・あなたの店でしか買えない商品を生み出してください
・商品の差別化が難しいのであれば、サービスやサポートで差別化してください
・あなた自身の独創性が高ければ、それだけで差別化です
・自分がリーダーになって、仲間(お客様)をより良い世界(環境)に連れて行きましょう
・一つだけの分野で戦わず、複数の得意分野の組み合わせで生き残りましょう
・いい話を聞いたじゃなくて、「まず動く」
てな感じです。ぶっちゃけ、今の時代、提供されてる商品やサービスってみんな良いんですよ。粗悪品を見つけ出す方が難しいぐらいで。でも、いくら良い製品を生み出しても、その情報が消費者に届いていなければ存在していないのと一緒です。消費者の気持ちを動かすぐらいの便益性を伝えるか、心が動くような物語性を付与するか、あなた自身がカリスマになるか、なにかしらの工夫が必要なんです。
そして、とにかく最後の「まず動く」って本当に重要で、セミナー最後に厳し目な感じで「おそらく、この話を聞いて今日中に手を動かすのは5割でしょう。3ヶ月後に続いているのは2割でしょう。1年後は5%だと思います。」と言いました。今までの感覚値としてあながち外れてないと思うのですが、「なんだと!見てろよ!!」と思って少しでも手を動かしてくれれば良いと思って言いました。手を動かすなんてなんでも良いんです。本を読む、ブログを開設する、商品のコンセプトを考え直すなどなど、できることは誰にでもあるはずです。
1年後にお会いした時に全員が「ほら見たことか」と、何かしら動いた足跡があったら本当に嬉しいです。
要は何が言いたいかというと、長野県さん、長野県中小企業振興センター長野県よろず支援拠点さん、一年後の講演依頼お待ちしておりますです、はい。
あ、そうそう
この本、参考書籍に良いって聞いたことありますよ。