やべぇ、前回の記事が1週間前のボツ原稿シリーズだった(汗)ま、まぁ、リンクシェアフェアとかいろいろあったのでねぇ・・・。というわけで、1週間ぶりの記事であり、毎週1回のボツ原稿シリーズでもあります。あー、そういえば今週金曜が正規の発売日なのか、早いなー。
で、この文章は本書(ブログ飯)内の2章3章の一部として書いた内容です。基本的にカットしている原稿はページ数の都合がほとんどなのですが、この内容についてはできれば入れておきたかった項目です。というのは、人というものは意外と自分自身が見えていないからです。第三者の視点を意識することで多くの気付きを得られることがありますので、自己満足にならずにチェックしてみてください。
ブログを作ったり記事を書いたりしたら、最後に必ず確認をしましょう。一番好ましいのは第三者に直接読んで(見て)もらうことなのですが、一人暮らしの人や友人に時間を取らせてしまうのが申し訳ないと感じる人も居ると思いますので、3つチェックポイントを挙げていきます。
まず一つ目は内容チェック。本書内に書いたように、小学生でも理解できるような言葉で書いているか読みなおしてみる(敢えてマニアックな表現をしている箇所は除く)ことが基本です。読みにくい文章は無いか、重複している単語は無いかゆっくりと読みなおしてみましょう。続いて重要なのが誤字脱字のチェック。日本語が間違っていると、いくら良い内容を書いていても「大丈夫かなこの人?」と思われてしまいますので間違いがないかしっかり確認しましょう。普段使わない(使い慣れていない)単語はなるべく避けて、平易な単語を使うことをオススメします。基本的に文章は書き直せば書き直すほど質は上がりますので、記事を書いてすぐ公開するのではなく、一呼吸置いてしっかりと確認し読みづらい箇所はきちんと修正してから公開しましょう。
二つ目はブラウザチェック。2013年4月現在、日本で利用されている主なインターネットブラウザはインターネットエクスプローラー(以下IE)が55.81%、Firefoxが20.30%、Chromeが16.35%(2013年4月現在 Net Applications調べ ※1)となっています。あなたがIEを利用しているからといって読者はIEを利用しているとは限りません。ですので、どのブラウザでブログを閲覧しても問題なく見えるかどうか確認しておく必要があります。IEで閲覧すると大丈夫でもchromeで閲覧するとガタガタに崩れてしまっているブログも時々ありますので注意して下さい。
企業が運営している無料ブログのテンプレートをそのまま利用している場合は、閲覧に影響が出るほどレイアウトが崩れるという事は少ないと思いますが、テンプレートを加工したり、レンタルサーバーを借りWordpressやMovable Typeタイプで自分でブログデザインを行なっている人は注意が必要です。WindowsやMacといったオペレーションシステムの違いでも見え方が変わってきます。iPhoneとAndroidでも差が出ます。完全に確認できるわけではないですが、Adobe社が提供しているブラウザーテスト(※2)を利用すると、ある程度のシミュレーションができますので活用してください。
あと、忘れがちなのがフォント。読みづらいフォントに設定されているブログや異常に文字が小さくなっているブログもありますので、しっかりと確認しておきましょう。デザイナーやプログラマーが自分のスキルをアピールするために敢えてそのデザインにしているのであればそのままで構いませんが、ブログを読んでもらいたいと考えているのであれば読み手の気持ちになって考えましょう。なおフォントに関してはCSSで修正する場合がほとんどなので、もしCSSが分からない人は提供されているテンプレートごと変えて、読みやすいフォントになるよう調整して下さい。
三つ目がモニターチェックです。現在はモニターの解像度が上がっていて、横幅1000ピクセルぐらいの大きさのサイトが主流になっています。多くのユーザーを抱えるYahoo!JapanやFacebookの横幅も約980ピクセルサイズになっていることから、今後もこのサイズが主流になると思います。ただ、非常に大きい(解像度の高い)モニターを使っている人は横幅が1200ピクセルを超えるようなサイトでも問題なく閲覧できてしまいます。そのイメージで超幅広のブログレイアウトを適用しているブログを横幅1024ピクセルしか表示できないPCを使っている人が見たらどう思うでしょうか。ウェブサイトの構造として縦の移動はユーザーが慣れているため違和感がありませんが、横の移動は非常に違和感があります。モニターによって見え方が違うという点も頭の中に入れておいて、ブログのデザインを決めていきましょう。(ネットブック等のPCでは横幅800ピクセルの解像度のモデルもありますが、Yahoo!Japanが980ピクセルにしている事を考えるとそこまで厳密に気にしなくても良いのかと思います)。
このように常に第三者の視点を忘れない事で、読者に優しいブログデザインが決められていきます。決して自分の主観だけで決めないで下さい。
※1:http://news.mynavi.jp/news/2013/05/07/022/index.html
※2:いま見たらサービスが無くなってたああぁぁぁぁぁ
本編が気になったらぜひ(。-人-。)
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なおFacebookページでは同様の文章をPDFファイルで配布していますので、どちらかお好みの方をご利用いただければと思います。