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自分より次元の高い世界は認識できないんだから、邪推や余計な心配なんかしてないで自分のできることをやりましょうというお話

2014/10/24

ふと思うことを乱文で。

最近、自分の手の及ばないことを心配している人と会うことが多いんです。身近な例を挙げるとGoogle検索のアルゴリズム変更なんかですね。

Googleのアルゴリズムは天才「たち」が作っています。僕らなんていくら勉強したって秀才止まりなんですよ。そもそも天才という存在は同じ軸の方向に居ないですから、いくら追いかけても努力で天才にはなれません。しかもその天才が群れをなしてインターネットの最適化について毎日考えているわけです。それを「あのリンクはダメなはずだ」とか「これだけうまくやれば大丈夫に違いない」なんて考えてもしょうがないんです。

上の次元の人から見たら下の次元の人の考えは丸見えです。

じゃあ、自分の手の届かない部分は天にお任せなのかというと決してそういうわけではなくて、自分の次元を上げてできることを増やしていくしかないんです。僕らは3次元の中に生きてますから(*1)、現実世界的な次元を上げてしまうと幽界に突入してしまうので個人的には止めておいた方が良いと思いますが、知識や視野のレベルを上げることは非常に有効です。知識を深めて専門家の次元に少しでも足を突っ込めれば、それまではチンプンカンプンだった内容も少しかも知れませんが理解ができるようになります。視野が広がれば、いままで気付かなかったものが見えるようになります。選択や判断は自分が認知している範囲内でしかおこなえないようにできているんです。

*1:いや4次元に住んでるというのが現在の定説じゃねぇかと言われると話が長くなるのでここでは触れません。

微分積分を理解したければ、最低限、関数の知識が必要です。加減乗除しか知らなければ暗号や呪文にしか聞こえないんです。一つ一つ、自分の知識の次元を上げることで、ようやく話を理解することができるようになるのです。

本を読むことだって一緒です。以前に読書についての記事を書きましたが、同レベルの本ばっかり読んでいても読解力なんて高まらないんですよ。自分よりも少しレベルが高い(と思われる)書籍を読むことで自分の解像度が上がって、今まで読んでいた本が違う視点で読めるようになります。理解のレベルが深まるわけです。

夢を抱いたり目標を定めたりすることも良いでしょう。でも未来に意識が行き過ぎていて、自分が「今」できること、そして今の「選択」が蔑ろになっている状況もよく見られます。厳しいように聞こえるかもしれませんが、自分のできないことや、まだ起きてないことを勝手に想像し心配するのは時間の無駄です。それよりもいま自分ができることをやって、自分自身の選択の幅を広げることによって将来の結果は変わってくるのです。

まぁ、そうは言っても邪推とか都市伝説って楽しいんですけどね。

ちなみに「いま」の重要性を物語的に学びたければアルケミスト―夢を旅した少年嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えなんかがお薦めです。両方共、かなり売れている本なので読んだことのある人も多いと思いますが、「いま」という概念にフォーカスして読むともしかしたら読後の印象が変わるかもしれません(変わらないかもしれません)。

というわけで、いま、PCの前でおそろしくやる気がでない心境でお届けしました。一旦、幽界にマイクをお返しします。