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知っているけどやらないという「選択」と、知らないからできないという「勉強不足」は、見た目の現象は一緒でも中身はぜんぜん違う

2014/11/04

僕とよく会っている人はよく聞くフレーズかも知れませんが、僕は「知っているけどやらないということと、知らないからできないということはぜんぜん違う」といった内容の話をよくします。あと「自分の意志できちんと選択しているか」ということも時折話しているかもしれません。なぜ曖昧なのかというと、基本的に酒を飲んでる時に言ってる場合が多いからです。いわゆる説教爺さんになってるということですね。面倒くさい人ですね。

確かに面倒くさいと感じるかもしれませんが、自分で選んでいる生き方と、誰かに流されている、あるいはそもそも選択肢があるすら気付かない生き方では1年後の立ち位置は大きく変わってくるでしょう。では選択肢に気付くようになるためにはどうしたらいいのでしょうか。

それは知識と経験を増やし続けることです。選択は自分が認識できる範囲でしかできません。自分が経験している、あるいは他者の経験(歴史)を知っているから結果の予測がおこなえるのです。選択項目を認識できる視野が広がり、選択肢の幅が広がれば、自分の意志で生きている時間が増えていきます。結果として人生の自由度が上がるわけです。

例えばこんな事例。出版社との打ち合わせで「発刊後はアマゾンキャンペーンとかやるんですか?」とか聞かれる時もあります。でも僕は「やらない」を選択します。

(参考)なぜ僕が出版キャンペーンをやらないのか

なぜかというと、購入者キャンペーンをおこなったあとの悲惨な状況を目にしているからです。何が悲惨かというと、確かにキャンペーン中の数週間はAmazonのランキングも上位にいるでしょう。でもキャンペーンが終わると一瞬で数万位、あるいは数十万位まで一気に下落してしまいます。しかも、(僕から見ると)強引な販売施策を取っているので、本来、読むべきでない客層まで書籍が届くことになります。結果としてAmazonレビューのコメントや評価が荒れていきます。そういう状況を散々見ているからこそ、僕は3,000位ぐらいを1年間キープできるような施策を選択するわけです。

もちろん、すべての出版キャンペーンがこのような結果になっているわけではありませんが、残念ながら大方の結果は大きな花火を一発打ち上げただけで終わっている場合が多いです。Amazonキャンペーンをやっている書籍の動きをつぶさに眺め続けることで、自分の知識として蓄積されていくのです。

もちろんこの選択が正解かどうかは誰にも分かりません。世の中の現象にたった一つの正解などありません。どれを選んでもうまくいくかもしれないですし、どれを選んでもうまくいかないかもしれません。でも自分で選んでいるということが重要なのです。

知識や経験の増加は、信用度や収益の増加に直結します。だから僕は知識を得て、経験を積み上げることが必要だと言っているわけです。残念ながら、知識が増えれば増えるほど世の中には知らないことばっかりで、まだ勉強しなきゃならんのかという絶望感を生むことにもなるのですが。