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ボールをキープしない仕事の進め方

※この記事は僕が運営しているオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」内で先行公開しているコラムを微修正して掲載しています

僕、書籍の執筆&監修3冊同時進行+新しい書籍企画の提案+動画編集作業など、同時並行で仕事を進めていくことが多いんですね。

もちろん僕の「飽きっぽい」&「気が散りやすい」脳の構造なこともあるんですが、なぜ並行作業ができるかというと、「自分の手元にボールを置き続けない」という点だけ意識しているからです。

例えばヨスさんの「ブログ術大全の監修」と、加藤瑞貴さんの「大学生のためのオフィス本の監修+執筆サポート」と、僕の単著の「副業力の執筆」は8月~10月にかけて同時進行していたのですが、なんとか一段落しました。

で、さらっと書くと確かに大変そうに見えるのですが、時間帯を分解すると「分単位で急ぎの仕事がかぶること」ってあんまりないんです。

仕事がかぶるとはどういう状態かというと、「自分の手元にタスク(やるべき業務)がある状態で、別のタスクをやらなければいけない状態」です。

では僕の3ヶ月間の状況をざっくり見てみましょう。

  • ブログ術大全の全原稿チェック、修正、プロモーション施策
  • 大学生のオフィス本膳原稿チェック、加筆修正
  • 副業力の執筆、インタビュー2件

他にもYouTubeの編集40本とか、セミナースライドの作成とか、他の書籍企画の提案とかいろいろやってるんですが、話がややこしくなりそうなので、ひとまず3冊の話で解説します。

前提条件

ざっくり1日平均8時間の稼働
原稿を書くスピードは1日5,000字(約4ページ)
原稿のチェックは1章終えるのに2時間

ブログ術大全でのタスク

原稿チェック
初稿の推敲・校正
再校の校正
最終稿のチェック(流し見)
営業戦略の構築
ヨスさんからの相談対応

大学生オフィス本のタスク

自分のパートの原稿書き(約120ページ)
加藤さんの原稿チェック(約120ページ)
初稿の推敲・校正
再校の校正
最終稿のチェック(流し見)

副業力のタスク

原稿書き(約350ページ)
初稿の推敲・校正(288ページへ圧縮)
再校の校正
最終稿のチェック(流し見)

なんか書いててブルーになってきた…(もう原稿書きたくない)。

というわけで、文章で書いてもイメージしづらいと思うので、スケジュールを表にしてみました。

わかりやすくしたかったので、便宜上1日に1つの作業しか入れてませんが、実際には1日に複数の作業はしています。色付けているのはメインの作業だと思っていただければOKです。

黄色・・・執筆
黄緑・・・推敲・校正
水色・・・編集部作業
橙色・・・その他作業

8月のスケジュール

8月のメインはブログ術大全の原稿チェックと、副業力の執筆です。

僕との共著、あるいは監修で一緒にお仕事した人は気付いていると思いますが、なるべく著者のテイストをそのまま残したまま、足りない情報の追記依頼や、分かりづらい事例の変更などを依頼します。

なお、副業力の原稿については前著「複業のトリセツ」や自分のブログ記事を参考にしつつ、現在の状況と経験に合わせて加筆修正しています。一度コンテンツを作っておくと、いろんなタイミングで再利用できるので、執筆スピードも上がります。

9月のスケジュール

9月のメインは大学生オフィス本です。メイン著者の加藤さんが本の執筆初めてなので、原稿のチェックをしつつ、約半分の項目の手伝いをおこなっています。マニュアル本なので文章量はそうでもないのですが、スクリーンショットが多くて大変でした。

脱稿したらすぐにゲラ(本の体裁になったもの)が送られてきたので、そのチェックも並行でおこなっています。

なお、ブログ術大全は校正と販売施策がメイン。副業力は本編の執筆は終わっていたので、インタビューした内容を原稿化していく作業をおこなってました。

10月のスケジュール

10月は(書籍については)意外とヒマで、ゲラのチェックばかりしてました。

副業力は原稿時点で350ページぐらいあったものを、288ページまで圧縮する必要があったので、その辺りの編集さんとの調整が大変だったかな。

余談ですが、ブログ術大全と副業力は同じ編集さんなので、もしかしたら編集さんの方がスケジュール的にハードだったかもしれません。

自分の手元にタスクを置いておかない

このスケジュールを見てもらうとわかると思うのですが、僕は可能な限り終わった作業はすぐに共著者、あるいは編集者に提出してしまい、タスクを手元から離すようにしています。

手元が空いていれば別の作業を入れればいいだけなので、複数の業務を同時に進行する(しているように見せる)ことができます。

もちろん人によって向き不向きがあると思いますが、仕事を抱え込んでしまいがちの人は、とにかく相手にタスクを投げる練習をしてみてください。何かの参考になれば~。