「私って価値がありますか?」トラブルメーカーだった鬼嫁が語る、親と観念と私(後編)

みなさま、こんにちは。鬼嫁こと大場ミミコです。

さて前回の記事では、観念を含めた人格がどのように作られるのかを簡単に説明させていただきました。

日頃からこのような事に興味のある方は「ずいぶんと当たり前の事を書いたもんだ」と思われたことでしょう。逆に、心理系の情報にあまり触れたことがない人にとっては新鮮だったり、内容がチンプンカンプンだった方もいたかもしれませんね。いずれにせよ、『人生の処方箋』にまだ到達していないわけですが(笑)、今回もなるべく解りやすく掘り下げていきますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

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OSのアップデートしてますか?

『染谷昌利公式ブログ』の読者さまは、ブログやインターネットなど、パソコンとご縁のある方が多そうですね。ということで、人間心理をPC環境に置き換えて説明しましょう。

人間の心をパソコンに例えるなら、心の土台はOS(オペレーションシステム。全体を管理する機能)に当たります。そしてこのOSは、6歳くらいまでに形成されてしまうのです。つまり、幼少期の家族(特に親)との関係性は、後々の人生に大きく影響するのです。

パソコンの場合、時代や技術の進化とともにOSをアップデートしていきますよね。それは人間も同じです。親との問題を抱えたままにしておくことは、OSをバージョンアップせずにパソコンを使い続けているような状態なのです。

人は経験を重ね、人脈や知識を広げ、モノや立場を得ていきます。それらはパソコンで言うところの、ソフトやアプリ・ツールなどが増えていくイメージです。でも古いOSのまま使い続けると、フリーズや不具合が頻発するのと同じ仕組みで、日常生活もトラブルと停滞の繰り返しになっていきます。せっかくゲットしたアプリやツールを試そうとしても、いつもモニターに警告マーク(!)が出てくるような人生です。

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心の土台が安定した人は、自動的にOSのアップデートがされる(成長し、精神的自立に向かう)仕組みになっていますが、土台が歪んでいる人は最初のOS・・・つまり6歳のままパソコンを動かしている可能性もあります。しかし本人は、自分のOSが6歳児だとは夢にも思わないでしょうし、アップデートという概念すら知らないのです。

成功を遠ざける『権威への反抗』

前回の記事で、私がトラブルメーカーだったことをお話したことからも解るように、私は親から愛された実感が薄く、非常に自己評価の低い人間でした。(注:親の愛が少なかったわけではありません。あくまで受け手(幼児の私)の実感です)

親は『権威』の象徴です。権威とは、年長者・先生・上司・先輩・インストラクターなど、目上の立場や、教え育む立場にある人のことを指します。一番身近な権威である親との関係に葛藤があると、あらゆるシーンに親を投影するので、問題を抱えがちになります。

上司(社長や会社)に歯向かったり、先生に反抗したり、社会や政治に不満をぶつけたり・・・それだけでも十分生きにくそうですが、さらに悪い問題が起こります。それは、目標を持つこと、自立すること、責任を取ることに過度の恐れを抱いてしまうことです。もちろん無意識(深層意識・潜在意識)の領域で思い込んでることなので、本人にその自覚はなかったりします。

権威はリーダーやヒーローの象徴でもあります。私は、権威である親に反抗するあまり、『社会的に成功しない』ことを深層意識で選びました。常に弱者でいれば、責任を取ることも自立をすることもなく、ずっと権威を攻撃していられるからです。そしてそれは、我が子の幸福を願い教育を施し、投資をしてきた親に対する“最大の復讐”でもありました。

これが、波乱万丈だった私の人生のからくりです。いくら努力しても報われるわけがありません。口では「成功したい」「幸せになりたい」と言っても、根っこでは『権威に反抗し続けねばならない』と信じ込んでいるのですから。成功なんてしたら、今度は下の立場の人から突き上げられるに決まっています。自分が今までそうしてきたのだから、他の人だってそうするに違いないと、心の奥深くで恐れていたのです。

ひまわりの種から、バラの花は咲かない

ひまわりの種からは、ひまわりの花が咲きます。観念(思い込み)と現実の関係も同じです。「私は貧乏」という種は「貧乏」な現実を、「裏切られる」という種は「裏切られる」という現実を咲かせます。これが、人生で同じようなパターンを繰り返す理由です。いつも同じパターンで失敗する人、問題が起きる人は、心の土台が歪んでいる可能性が高いです。その根源は、親との関係性に起因します。

とは言っても、親だって未熟な人間ですし、子も勘違いする生き物なので、親子の関係性に問題のない人は滅多にいません。多かれ少なかれ、誰しもが権威への葛藤を持っているのも事実です。私の場合、(反抗や攻撃など)解りやすい形で現れましたが、権威への葛藤は人それぞれ、様々な形で人生に影を落とします。

例えば、自分が何をしたいか解らない人。人の意見に流される人。資格ばかり取って何も形に出来ない人。人のために尽くして自分を犠牲にしている人。。。攻撃性は低いですが、こういう人達も『自立』と『責任』を恐れているので、権威への葛藤を持っていると言えます。

親や先生などの“権威”は、自立・成功して欲しくて、多くの事を教えるのですから、理解しない・決めない・行動しない・成長しないという行為は、恩を仇で返しているのと同じことです。歯向かうばかりが反抗ではありません。大人しい人も、聞き分けが良い人も、実は権威に楯突いている可能性もあるのです。

問題とは、婦女子の鼻毛のようなもの

前後編を通し、この記事に書かれたような問題をお持ちの方で「あ、私のことだ」と思った方・・・おめでとうございます。あなたの人生は快方に向かうでしょう!心の問題は、気づいたら8割がた解決したも同然です。そしてそれは、しばしば鼻毛に例えられます。

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鼻毛が豪快に出ている事に気づいたら、鼻毛を抜くなり切るなり対処しますよね。歯についた青のりだってそうでしょう。気づいたら、もうそれは解決される運命にあるのです。もしくは「鼻毛も含めて、これが私だ」としてしまうのもアリです。まさに究極の『自分軸(他人軸の対義語)』ですよね。

反対に、人生全般に問題を抱えていながら「俺には当てはまらない」と感じた方は、事態が好転するのにしばらく時間がかかるかもしれません。そのような方は、観念の度合いが強く、自分の感情や状況を正しく把握できていない可能性があります。つまり、どう見ても鼻毛ボーボーなのに、鼻毛の存在が見えてない(認めない)という状態です。それだけ傷が深く、これ以上傷つかないよう分厚い鎧で心を守っているのかもしれません。

ということで、何事も『気づく』ことが大切なのです。まずはスマホの電源を切り、人の目を忘れ、やるべき事を一旦脇に置いて、目を閉じて自分の内面に意識を向けてみましょう。そして、どんな心のクセを持っているか、どんな言葉や態度に過剰反応するか思いを巡らせてみましょう。それが、次のステージへの一歩となります。

少しだけ『処方箋』らしきものが現れた?

それが習慣になったら、色々出来ることが増えます。例えば、私のように権威者に歯向かってきた人であれば、親の誕生日に贈り物をしてみたり、そりの合わない上司のサポート役を買って出たり・・・もちろん、恥ずかしさや抵抗はハンパないでしょうし、恐怖もつきまとうでしょう。しかし、このブログでマサオや私が何度も書いているように『恥ずかしいこと&怖いこと』は、人間の成長において不可欠なチャレンジなのです。

1人で難しければ、カウンセラーやセラピストなどの力を借りるのも良いでしょう。家族内の権威者と向き合い、理解し、許すというプロセスが根本的な解決に繋がりますが、かなりの時間を要します。1人だと心細く、挫けてしまう心配もありますよね。そういう方は、専門家に相談してみるのをオススメします。

ずっと抵抗してきた権威(親)と向き合うのは、容易なことではありません。喧嘩になったり、怒りで関係がこじれてしまう事も多々あります。しかしそれは、幼い頃に封じ込めてしまった負の感情(インナーチャイルド)を認めた大きな一歩でもあります。泣いたり怒ったり、存分に感情を味わい、いかに傷ついてきたか、可能性を閉じ込めてきたかに気づいてあげて下さい。抑圧された自己を開放すること…それが『癒し』となります。

HaveからBeの生き方へ

そして、他人から「いい人」と言われるより、自分を愛せる人を目指しましょう。自分を愛する人の行動は【Be(在る)→Do(やる)→Have(持つ)】のサイクルに則っています。『ブログが大好きで(Be)、ブログを毎日書き続けたら(Do)、金が稼げた(Have)』というフローになります。“あり方”が原点になっているのです。

他人軸の人は、金が欲しい(Have)からブログを書きます(Do)。でも、結果が出ないとBe(ブログ書くのが好き)には辿り着けず、途中で投げ出したり、書くことが嫌いになったりします。ということで、少しずつ『気づき』を増やしていき、自己評価を上げていきましょう。自己評価=幸福度ですので、人生の質がぐんと高まりますよ。
 

・・・以上、長くなりましたが、心の土台や観念が、どれだけ人生に影響するのかお解りいただけたでしょうか?まだまだ書き足りない所も多々ありますが、今後は徐々に情報とネタをお届けしていけたらと思っています。次回もぜひご期待くださいね!!