ううっ、気がつけばもう6月も終わり・・・(;゚Д゚i|!)
気がつけばこのブログも5ヶ月あまり放置していたことになりますが、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
| |д・) ソォーッ…
ε=ε=ε=┏( ▼_[隠れ家]サササッ
い、いや〜、言い訳するわけじゃないのですが、今年に入って本当に色んなことがありまして・・・汗
鬼嫁自身が2回も入院してみたり、鬼嫁ママンの介護があったり、やがてママンは亡くなったり、息子が小学校に進学したり・・・
と、何だがとっても忙しく、ブログの更新はおろか、マサオをムチやロウソクで攻め倒すこともままならない日々を送ってきました。そんな荒波の中、近所を車で走っていると、一件のラーメン店に遭遇しました。
「豚野郎ラーメン」「メガ豚野郎ラーメン」などのメニューで有名な野郎ラーメンの流れを汲むお店でしょうか。だとしたら我々夫婦にとって、こんなに嬉しいことはありませんヽ(≧∀≦)ノ
なぜなら、この『野郎ラーメン』というお店ですが、カワイイ女子店員さんが屈託ない笑顔で
「豚野郎のお客様〜♡」
と声高にラーメンを運んできてくれるそうなのです!!
東京に何店舗も存在する『野郎ラーメン』に憧れていたものの、なかなか足を運べずにいましたが、こんな近所で豚野郎の3文字を拝むことができるとは・・・w(゚o゚)w
驚きと歓喜で、鬼汁ブッシャー!!となったワタクシ鬼嫁は、早速マサオの首に縄をつけて、お散歩スタイルで『豚野郎 大宮店』の暖簾をくぐったのでした。
まずは券売機でメニューを物色。しかし、憧れの豚野郎の文字はどこにも見つからず、「豚骨ラーメン」や「煮卵豚骨」などのドノーマルな名前のメニューしかありません。Oh!これでは「豚野郎のお客様〜」という甘美な台詞が聞けないじゃないのさ〜(;゚Д゚i|!)
仕方なく、一番それっぽい雰囲気のメニュー欲張り豚骨をマサオに頼ませました。若い女性店員は2名いらっしゃったので、何かの過ちで「この欲張りブタが!」と言いながらラーメンを運んできてくれる奇跡に期待したのです。
ラーメンを待つ間は、テーブルに置かれている豚野郎の楽しみ方を読んでお勉強です。我が家での『ブタ野郎の楽しみ方』は
1)まずはロープを一巻きどーぞ。
2)鞭とロープ、下僕を一通り楽しみます。・・・(以下省略)
・・・といった具合になるのですが、やはり食べ物屋さんですから、そういう訳にはいかないようです(そりゃそうだ)。
そして数分後。いよいよラーメンが女性店員さんの手によって運ばれてきました・・・が、夢にまで見た「豚野郎のお客様〜」という黄色い罵声を聞くことはできませんでした。ガ━━(゚д゚;)━━ン!!
ええ、ええ、食券を買ったあたりからうっすら気付いてましたよ。でもね、野球は9回2アウト2ストライクからって言うじゃないですか。すれっからしのズベ公だけど、夢だけは見ていたかったんです(ノд・。)
しかしやっぱり、うら若き乙女がキャンディボイスで豚野郎と叫ぶ壮観は、イグアスの滝やウユニ塩湖と並んで一度は見たい絶景の1つですし、これはやはり東京の野郎ラーメンに行くしかないようですね。夫婦で決意を新たにする良いきっかけになりました(*^-^*)
でもね、ラーメンはとっても美味しかったです☆ 店の奥にショウガや辛ネギや高菜などがサラダバーのように置いてあって、トッピングし放題というのも嬉しいサービスでした。「豚野郎」というカワイコちゃんの罵りがなくとも、また足を運んでみたくなるお店でした。
・・・と、ここまで書いて衝撃の事実が発覚!!
「豚野郎 大宮店」の前を久しぶりに通ったら何と! 麺屋 八頭龍(オロチ)という名前に変わってました(;゚Д゚i|!)
豚より龍の方が格上なのか?豚では客が集まらないのか?
いやいや。小股の切れ上がったお姉さんが「この、豚野郎が!」とムチを片手にラーメンを運んできたら(さらにおあずけプレイまで貫けたら)、蔑まれたいオスブタ&メスブタどものパワースポットとして業界の底上げに一役買ったのでは?と思う鬼嫁でありました。
・・・てなことで、今回も元気に行ってみましょう!
『躍年の中心で愛を求むvol.11 ~救世主、カーネギー&マギー司郎あらわる〜』
・・・とは言ったものの、前回の更新からあまりに月日が経ち過ぎて、ストーリーが全く思い出せない方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、ブログ右端部分の鬼嫁日記 というカテゴリーをマウスで突っついて記憶を巻き戻してみて下さいね。
かいつまんで流れを説明すると、当時アラサーだった鬼嫁が、都内の某駅に落ちていたハイティーンの大学生・ジュンイチ君を お持ち帰り 救護し、晴れて『彼氏いない歴3年半』という暗黒時代にピリオドを打ったものの、ジュンイチ君のアンビリーバボーな言動の数々にmajiでmuchi打つ5秒前となった鬼嫁が、渾身の一撃をメールでお見舞いしてやったというお話だったと思います。
送信ボタンを押し、あまりの爽快感にテンションが上がりまくった私は、広末涼子ばりのステップでよさこいを踊り続けました。しかし30分経っても1時間経っても、ジュンイチ君からの返信はありません。私の描いたシナリオですと
ジュンイチ「ごめんよミミコ。僕の想像力が足りなかった。許しておくれハニー」
ミミコ「いいの、いいのよジュンイチ君。私も言い過ぎたわ。ミミコはただ、ジュンイチ君と1秒でも一緒にいたいだけだったの」
ジ「なんてカワイイやつなんだ、ちきしょーめ!」
ミ「もう♡2度と寂しい思いさせちゃダメだぞっ♪」
・・・というように仲直りする寸法だったのですが、なぜかジュンイチ君からは一向に連絡がありません。
「あれ?こんなはずじゃ・・・?」
アラサーおばさんという絶対的弱者だったこともあり、急に不安になった私は書棚より一冊の本を取り出しました。そう。自己啓発本の金字塔、デール・カーネギーの 人を動かす です。
経営者などリーダのバイブルとしてあまりに有名ですが、人のモチベーションを上げて行動に持ち込むまでの原理原則がギュッと盛り込まれています。何度も読んだ本でしたが、改めて読み進めて行くうちに額から脂汗が滲んでくるのがわかりました。なぜなら、集約するとこのような内容が書かれていたからです。
「正義の押しつけは、相手の自尊心を傷つけ、嫌われるだけで何の改善にもならない」
嫌われるだけで何の改善にもならない。嫌われるだけで何の改善にもならない。嫌われるだ…(フェードアウト)
ねえ・・・もしかして私、やっちゃった?!
私は慌てて、ジュンイチ君にメールを打ちました。『人を動かす』に書かれていた、「相手の長所を見つけて感謝し、重要感を与える」「なぜこんなことをしたのか、相手の立場から物を見る」などのエッセンスも加えて、春の木漏れ日のように優しい、慈愛に満ちたメールを送りました。
イブにジュンイチ君と過ごすのを超〜楽しみにしてたから、断られて悲しくなっちゃっただけなの。
想像力の欠如なんて、ひどいこと言ってごめんね。でも、ジュンイチ君の気持ちも立場も良く分かるし、そんな(どんな?)ジュンイチ君が大好きだよ♡
確かこんなメールだったと思いますが、その日は彼からメールの返信はありませんでした。そして次の日、こんなメールが返ってきました。
「テンションの高低差ありすぎて耳キーンってなるわ!
振り幅についていけません。おばさんコワイ」
_| ̄|○・・・
終わった・・・3年半のメンズ氷河期の末、やっと幸せにありついたのに、彼は一瞬にして指の間をすり抜けてしまった・・・。
私はW杯2014終了後の長友選手よろしく、インタビューを中断して肩を震わせ泣きました。自分らしいプレーが出来なかった。それ以上に自分が未熟だった。世界の壁は高かった。しかし4年後には、成長してまたピッチに帰って来ようと思います!!
・・・って、4年経ったらアラフォーの域に突入してしまうので、くじけている時間はありませんヽ(≧∀≦)ノ もうこうなったら恥もプライドも捨てて、愛しのジュン坊を母のような愛で包んでやろうじゃないのさ!
そう決心した翌日、正月帰省しようと電車に揺られていると、高田馬場で初老の紳士が乗車してきました。そして「ちょっとゴメンね」と手刀を切りながら、私の隣に座ったのです。その風貌、その絶妙なイントネーション・・・・も、もしや貴方は・・・
はーい♡ マギー司郎です
おおっ、やはりあなたでしたか! あなたももしやご実家に?(マギー司郎さんと鬼嫁は同郷出身だったりします)
・・・などと、見かけによらずチキンな私は声を掛けることもできず、隣で狸寝入りを決め込んでおりました。目を閉じながら私はこういうライトでポップなネタを提供していけば、彼も機嫌を直してくれるかも♡という淡い期待を持ち、善は急げと(マギーさんが隣に座ってる件を)ジュンイチ君にメールしました。しかし返事はとーんと返って来ず・・・(*T_T*)
悶々としたまま実家で三が日をやり過ごし、仕事始めの1月4日。朝ご飯を買うため勤務先(これまた高田馬場)のビル1階にあるコンビニに降りると、ちょうど同時に店に入ってきた客がいました。も、もしや貴方は・・・
はーい♡ マギー司郎です
おおっと!正月をまたいで2度も会うとは、何という奇跡でしょうv(≧∇≦)v 私はその縁起にあやかろうと、コンビニを去るマギーさんの背中に手を合わせ、その状況をジュンイチ君にメールしました。すると数分後、彼からメールが返ってきました。付き合いたてのラブラブ期以来の反応の早さに、はやる胸を抑えてメールを開くと・・・
こんな短期間に2度も会うなんて、偶然じゃなくて必然に違いない。
ミミコの運命の人はマギー司郎さんだったんだね!
俺の事は忘れて、マギーさんと末永くお幸せにヽ(^o^)丿
という、マギー司郎さんの手品より遥かにマジカルな文章が飛び込んできました。くっそ〜ジュンイチめー、こんなふざけたやり口で30超えたオバサンを振るなんて!(`Д´*)o キーッ!!
ハンケチを噛んで涙する私に、同僚の水谷君(一流大卒・理系男子)がコーヒーを差し入れながら言いました。
「というか、靴を理由にデートをすっぽかされた時点で気付きましょうよ」
・・・はい、おっしゃる通りですね。ぐうの音も出ませんわ(涙)。
「でも、これでスッキリ厄落しができたんじゃないですか?」
あ・・・。そうか、先週で厄が明けたんだ(° ꈊ °)
よーし!今年もガンガン攻めまくって、運命の彼氏をゲットするぞーーーヽ(*^∇^*)ノ
こうして、私の人生を大きく変えた2005年の幕が切って落とされました。
(宇宙戦艦ヤマトのエンディングナレーション風に)
マサオ登場の日まで、あと152日・・・
マサオよ、全人類が君の登場を待っている!!
<vol.12に続く>