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ブログ飯ボツ原稿シリーズ第八弾「再現してこそ意味がある」

2013/07/22

この文章は本書(ブログ飯)内の6章の一部として書いた内容です。1回の成功ならば長く続けていれば体験できると思います。ただ、単なる一発屋ではなく継続して成果を上げていくためには「再現」を意図して行わなければなりません。このレポートでは「再現」についての考察になります。



さまざまなチャレンジを繰り返した結果、運良くアクセス数や収益が大きなブログを創り出すことができたならば、次はその成功体験を事細かに分析してみましょう。前の項に書いた通り、そのアクセス数や収益額は永遠には続きません。ただ、成功法則を見つけ出し自分の中でマニュアル化しておくことで、次のブログでも同様の成功体験を再現できる可能性が高まります。

一つの成功事例にはブログテーマ、ブログ名の命名方法、ブログレイアウト、記事の書き方、SNSの活用法等々、さまざまな要素が詰まっています。これらの要素を一つ一つ取りまとめていくことで何が成功要因だったのかを分析することができます。成功にはもちろん運や偶然も関係してきますが、自分自身で分析可能な部分はしっかりと認識してノウハウ化しておきましょう。

僕の場合は前述したように「Xperia」という一つの機種に絞り、利用法や便利なアプリの紹介などを誰よりも早く、そして詳しく大量の記事を投下しました。これにより同じ機種を利用している人の共感を生み、多くのシェアを発生させて、様々なブログやウェブサイトからリンクを張ってもらいました。検索エンジンの特性として、リンクをたくさん得ているウェブサイトは検索で上位表示される場合が多いので、結果としてXperiaという検索ワードで上位表示され大量のアクセスを集めたという一つの成功事例がありました。この成功を一つのブログだけで終わらせず、別のスマートフォン端末でも同じようなことはできないかという仮説を立て、Xperiaの時と同じように一つの端末に特化したブログを複数立ち上げました。結果、同じような流れでアクセスや収益が増加していきました。

同ジャンルで同じような結果を収めることができたのなら、次は近接するジャンルに幅を広げてみましょう。僕の場合、これからスマートフォンを買おうと思っている人に向けた用語集や使い方をまとめている解説サイトを作りました。内容としてはXperia等のブログで載せたこととほぼ一緒なのですが、知識がない人でもすんなり理解してもらえるようになるべく専門用語を省いたり、説明の文章を普段使うような単語で解説したりと、情報を求めている人の状況を考えて文章を書き直しています。ただ、近隣ジャンルとは言えどもiPhoneの解説サイトを後追いで作ろうとは考えませんでした。なぜなら、既にiPhoneをテーマに取り扱うウェブサイトやブログは飽和状態に陥っており、後から参入してもメリットは少ないと感じたからです。自分の付け焼刃の知識では既存のウェブサイトには勝てないでしょうし、結局似たような内容ばかり掲載していても訪問者に対して大きなメリットを提供できないと判断しました。近しいジャンルでも広げて効果が出る場合と出ない場合がありますので、状況を見比べて効果が大きくなりそうだと見込める方向に参入することをお薦めします。

このように少しずつ少しずつ自分の守備範囲を広げていくことで、複数の分野の言語や仕組みが理解できるようになります。本書内でも述べましたが、ジャンルやカテゴリ、コミュニティを跨ぐことができる人は多くありません。さらに、複数のカテゴリの知恵やノウハウを繋ぎ合わせることができる人となるともっと少なくなります。一つの成功体験で満足せず、少しずつ自分のフィールドを広げていき知識や経験を深めていくことにより、あなたの独創性が増し地位も盤石化していきます。一発屋で終わるか、長い期間安定していられるかは、この外へ踏み出す一歩にかかっています。