今日はホワイトデーですね。
ご存知の人もいるかもしれませんが、我が家の嫁先生はワインがいたくお好みで。要はキャンディとかマシュマロとかクッキーといった一般的なお返しなんて求めてないんですよ。ちなみに僕が貰ったのはこんな感じの一般的なチョコでしたが。
なので一般的じゃないお返しを買いました、そう生ハムの原木。
我が家に生ハム原木がやってきた
買ったのはグルメソムリエという生ハムやワインの通販のお店です。
この通販サイトで買った理由は、生ハム原木初心者の僕としては原木だけじゃなくて、「生ハム手引書、生ハム読本、ハモネロ(生ハムの置台)、生ハム専用ナイフ(大小)、ステンレストング、生ハムカバー、生ハム用お手入れオイル」と、生ハムにまつわる付帯装備や情報が付いてくるのがありがたかったからですね。
想像していたより遥かに大きい箱の中に、それらのアイテムがぎっしりと詰められてます。
なお今回買った生ハム原木はパレタセラーノ(白豚の前脚)で、18,500円(税抜)です。ハモンセラーノ(白豚の後脚モモ肉)は29,800円と結構お値段が張るので、生ハム道白帯ではまだ早いかなぁと思った次第です。
早いところ生ハム開封の儀に入りたいところですが、同封されている小冊子「生ハム生活®の手引書」によると、生ハムをパックの状態で1日常温に鳴らす必要があるそうです(冷蔵便の場合は2日)。ですので、ハモネロ(生ハムの置台)を組み立てることにしました。組み立て解説の紙に添ってネジを締め付けてやれば、ものの10分で完成します。
こちらが「生ハム生活®の手引書」。なにこれ学びしか無いんですけど。今度、僕と飲んだ際に妙に生ハムうんちく語り始めたらこの小冊子のせいです。鬱陶しいと思うので聞き流してください。
生ハム原木開封の儀
さ、1日経過して、そろそろ原木さんも我が家の雰囲気に慣れてきたことでしょう。いよいよ開封しますよ。いやー、楽しさしか無い。
5kg超の肉塊を吊るし上げるこの喜び。
パッケージをバリっ!
ブスッ!
ギリギリギリギリ…
すごーい!たーのしー!
なにこの美しい肢体…うっとり。
同封されていたお手入れオイル(あるいはオリーブオイルやひまわり油)をくまなく塗って、さらに1日置きます。なにこの焦らしプレイ。
ちなみに原木はものすごい脂なので、拭き取り用のなにか(キッチンペーパーや新聞紙など)を下に敷いたり、手に届く所に置いて作業しましょう。僕のようにノープランで丸腰で開封すると大変なことになります。僕の場合、写真撮影もしながらなので、スマホが脂でとんでもないことになりました。
生ハム原木に入刀するよ
さぁ、いよいよ生ハム専用ナイフ(大)で肉塊を切り刻む時がやってきました。どれだけこの瞬間を夢見たことか。
まず脂身の部分をこそげ取ります。
赤身部分がでてくるまで、ひたすらひたすら脂を削ってたらこんな量になりました。これはこれでチャーハンとかの炒め物に使ったら絶対に旨いはずなので、冷蔵庫の隅っこに保存しておきます。
赤身部分見えてきたら、薄く薄くを意識しながらカットします。
全然、薄くねぇ・・・。歯ごたえバッチリの生ハムだよ・・・。切り分けにも修行が必要です。
堪能し終えた生ハム原木は直射日光の当たらない場所で保存します。温度は常温で大丈夫で、少しずつ熟成されます。
切り口にはキッチンペーパーを被せておくと良いそうです。ラップだと生ハムが蒸れて、品質が変わってしまうこともあるようです。
付属の生ハムカバーを被せて完了です。また明日会おうね☆
生ハムの脂の再利用
先程も書きましたが、生ハムの外側は結構な量の脂に覆われています。でも、その脂をただ捨ててしまうのはもったいないです。
というわけで、酸化した皮の部分以外の脂を細かく刻んで炒め、
玉ねぎを投入しさらに炒め、
白米を投入しさらに炒め、塩コショウで味を整えれば
生ハム脂の炒飯(ピラフかな?)のできあがりです。なにこれ美味しい!
自宅に生ハム原木のある生活
すごーい!たーのしー!
久々に素で気持ちが上がるアイテムでした。原木と一緒に付いてきた生ハム関連小冊子も、今まで知りえなかった生ハム知識がぎっしりで、もぐもぐしながら読み進めてます。絶対、どこかで知識を披露してやる。
原木1本あれば、うちのような3人家族なら3ヶ月はもちそうですし、ホームパーティで生ハム原木があったらテンション上がりません? 一人1,000円頂いて20人集めれば充分回収できますし、おそらく余る!残った生ハムを、こっそりアフターパーティーの夜に独り赤ワインを傾けながら嗜む。買う以外の選択肢ありますか?
あー、これ食べ終わったらハモンセラーノ注文しよう。