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情報発信において大切にしたいマインドと実績(体現)のお話

2019/02/24

この染谷昌利ブログでは初めてなんですが、対談形式のブログ記事を書いてみました。

対談相手は今はウェブマーケティングの専門家である、河井大志さんです。「今は」を強調してるのは、(僕と同じで)普段何やってるのか分からない怪しい兄さんだからです。

株式会社Smartaleck(スマートアレック)はWEBマーケティングディレクション会社です。企業様の規模に関わらずWEBに関するマーケティング・広告業務を一括…
www.smartaleck.co.jp
1ヶ月前ぐらいに河井さんの会社のウェブサイトでも僕のインタビューが掲載されています。

付き合いの長い河井さんとは飲みながら話す機会は結構あるんですが、シラフで真面目に話すことって数少ないんです。少ないんですが、そんな珍しい機会が偶然にもあって、インターネット発信についての心構え的な話をしてきました。

特にマインドというか、大切にしておきたい考え方中心の内容だったので、河井さん同意の上で、僕のブログで記事にした次第です。

ではどうぞ。

そめや
そめや

僕らなんだかんだインターネット業界に長く居ますが(染谷:ブログだと16年、cgi掲示板からだと20年超、河井さん:14年)、なんでそんなにも長くやってこれてるんですかね?

河井さん
河井さん

僕は「等身大」の自分で、情報発信、集客やマーケティング、そして検証や修正などができるのが好きだからです。

例えば僕は大学卒業後の22歳で会社を設立しました。大きな資金があったわけでもありませんし、誰かに投資をしてもらったわけでもありません。
ですから、マーケティングの規模、予算、企画の規模、イベントの規模などは必ず「小さいこと」からのスタートになります。

もし予算があれば、マスメディアなどを実施できますが、そんなことはできません。

しかしインターネットを使えば、小さい規模でも、様々な工夫、オリジナリティ、おもしろさ、目新しさなどで、大きな企業やイベントにも対抗できます。

なんというか、そういう無理せずに色んなことにチャレンジできるところがとても好きですね。

無理しないでチャレンジできるのはインターネットの強みですよね。特にコスト面で。

そうですね。一番初めに作ったネットショップも「世界一ダサいプレゼント屋さん」という名前でスタートしました。笑

名前をつけるのは無料ですが、その名前のおかげで雑誌の取材がきたりしました。

ちなみに2店舗目は「アホ店長のきまぐれネットショップ」です。

インターネットの場合、アイディア1つで、有名になれたり、売上を上げたり、目立ったりできるのはおもしろいところですよね。

好きってのは本当に大切ですよね。そうでなければ続かないと思います。

その好きには、知識が得られる、交流が生まれる、お金が稼げると、いろんな好きが入り混じってると思うのですが、河井さんはどう思います?

僕の好きは「飯が食えるから」の好きがスタートです。

そもそも22歳で始めた時に資金がなかったので、「SEO(検索エンジン対策)」で集客するしかなかったんです。

当時はECサイト(ネットショップ)をしていましたが、とにかくリスティング広告などのクリック課金型の広告でさえ、広告出稿するのは苦しかったです。ですから自然とSEO対策という手法になりました。

そしてSEO対策と言う言葉を知って思ったのが「このノウハウを完璧にマスターすれば、どんなビジネスでも上手くいく」ということなんです。

平日は自分の会社、土日は食いつなぐためにアルバイトをしていましたから、とにかく必死でSEO対策は勉強しました。だってSEO対策をマスターすれば、「儲かる」と思ったからです。笑

それはすごい熱量ですね。結果、儲かったんですか?

儲かるようになりました。笑

ECサイトを4店舗まで拡大し、エステサロンなども運営を初め、エステサロンインターネット集客だけで4店舗まで増やすことができました。「SEOができれば飯を食えるな」という印象が強いです。

僕自身は、皆さんの「好き」がどんな形であれ、強く持ってほしいです。

・WEB集客は金が儲かるから好き
・IT系と言うとモテるから好き
・ブロガーは有名になりそうだから好き

どんな「好き」でもいいです。

「世の中の悪い仕組みを変えれるから好き!」とか「困っている人を助けれるから好き!」みたいな崇高な「好き」じゃなくても「多くの人を騙せるから好き」みたいなものではなければ、どんな「好き」でもいいです。

騙すのはいけませんね笑。

そうですね。笑

とにかく、騙す以外であれば「入り方」は何でもいいので、魅力を感じてもらいたいです。好きであれば、成功しますから。

そして成功すれば、コップの水がいっぱいになって、溢れるように自分のやりたいことが達成されれば、自然と他人への貢献につながると思います。

なので「好きな理由」に自信をもらってもらいたいなと思います。

ブログもSNSもですけど、情報を発信して楽しんでいる人もいれば、集客のマーケティングツールに使う人もいます。

どんな活用法でも、人それぞれの正しさがあると思いますが、河井さんはどんな発信方法が好きですか?

僕が好きな発信方法は自社サイトやブログ、他社さんのサイトへの寄稿など記事を利用した発信方法です。

というのも、このような発信方法だと「何度も何度も考え直して発信」することができるからです。

僕は「僕のような凡人の昼飯」とか「行ってきたところ」とか「インスタ映えする写真」なんかを知りたい人はいない!!と思っています。あまりにもおこがまし過ぎます。僕が芸能人なら別ですけど。笑

そう、それ完全に同意で、芸能人・著名人と、僕ら一般人の情報発信の方法って違うんですよね。

情報発信するのであれば「分からないことが分かってすっきりした!」「色々迷ってたけど、正解が分かった」「こうすればいいんだ!役になった」という情報を発信したいです。

そういうことって、短文や画像を使って発信するSNSよりも、ブログ、サイトなどの記事として発信する方がいいと思うんですよね。

「この言い回しだと誤解が生じそう」「ここでこの解説を入れるともっと分かりやすくなう」「こういうイラストを入れると理解できそう」みたいなことを何度も考え直しながら、発信することによって、役に立つ記事になると思うんです。

だから、「記事」という発信方法が好きです。

逆にTwitterなどでの短文での表現はあまり好きじゃないです。どうしても「誤解」がうまれそうで・・。

たった数百文字で、その意見の「理由」「どういう経緯があったのか」「どういう人たちには当てはまらないのか」「どういう条件に限るのか」など細かい部分について説明できません。

こうなってくると「キチンと読み取った人」からすると手短に情報収集できるのでいいかもしれませんが、「キチンと読み取れなかった人」が怒ったり、悲しい気持ちになったりすることもあると思うんです。

なので、あまりつぶやくのにめちゃくちゃ時間かけて、つぶやいたりしているので、どうしても、単純な告知とかになっちゃいます。

僕はツイッター廃人なので、適当に呟くタイプですね。ただ、攻撃的な投稿は控えて、気の抜けたような呟きばかりしています。

意識高く、役に立つような呟きをしてフォロワーを増やすということもできなくはないんですが、真面目な内容は書籍で散々書いているので、ツイッターまで本気でやりたくないんですよね。

いま6000超のフォロアーさんがいるんですけど、役立つ発言を期待してる人は少ないんじゃないかな笑。

さて、真面目な方に話を戻すんですが笑。

僕が情報発信で一番気をつけているのは「ミスリード」です。僕の発信を読んで、それを読んだ人の人生を左右してしまうかもしれない。ですから、確証の持てないことは発信しないようにしていますし、発信の方法もさまざまな選択肢を用意して、その中から読者に選んでもらうスタイルを取っています。

河井さんはどんなところに気をつけていますか?

僕が一番気を付けているのは「人の自信や、やる気をなくさせないこと」「人を傷つけないこと」です。

「人の自信をやる気をなくさないこと」については、僕は多くのブロガーさんや、アフィリエイターさん、WEBマーケターが読むような記事を更新しているので、特殊かもしれませんね。

僕の記事を読んでもらった時に「自信をなくす」のではなく、「今の自分でもできそう」「ちょっと工夫すれば成功しそう」と思ってもらえる記事になるように工夫しています。

「効果は大きくないけど、めちゃくちゃ実装するのが難しいこと」ってあるじゃないですか?そういうことは基本的に説明しません。笑

だって「それをできたからと言って、大きな効果や成果はでない」ですからね。

でも情報発信者って「自分はこんなにすごいんだぞ」とアピールしたい人も多くて、そういうことばっかり書いている人も多いです。

初心者の人が、そういうサイトやブログに出会った時って、やる気なくすと思うんですよね。

「自分すごい」ってのを自分で書いちゃう人居ますよね。

僕はそういうのニヤニヤしながら見ちゃうんですが、確かに初心者だと自信なくしちゃうかもですね。

そうなんですよ。

ですから、僕の場合は「再現性の高い、比較的だれでもできて、効果の大きいことや成果がでやすい施策」などをどんどん取り上げるように意識して発信するようにしています。

あとは「人を傷つけないこと」はめちゃくちゃ大事だと思います。

僕もこういうお仕事をしているので「ネガティブマーケティング」の対象になります。嫉妬心から僕の評判を落としたい人や、僕の名前を利用して、自分のサービスに誘導したい人に、色々書かれました。

今は弁護士を入れて、対応しているので、ほとんどなくなりましたが、それでも一部残っています。

こういう状況になった時に「それだけ有名ってことじゃん」とか「出る杭は打たれる文化だから仕方ない」とか「どうせ◯◯さんが書いてるんでしょ。気にするなよ」って言ってもらえます。

しかし、ひどかった時はめちゃくちゃ悩みました。正直、初めて出会う人(仕事でもプラベートでも)には名前を言いたくなかったです。

名前で検索すると批判記事が出てくるので。笑

僕、あまり批判されたり中傷されたりすることないので実感が無いのですが、やっぱり攻撃されるのは精神的に厳しくなりますよね。

親族もやっぱり心配していたみたいです。そういう時って、家族で楽しく旅行している時も、なんか楽しくないんですよ。

そして自分の名前に自信を持てないんですね。親がめちゃくちゃ色々考えてつけてもらった名前なのに、自分の名前が嫌いになるんです。

そういう経験があるので、僕が書いた記事や、僕の発信で傷つく人は出したくないです。例え、それが個人を攻撃することや、個人を評価するようなものでなくても、傷つけたくないです。

例えば

「出産後は、体もボロボロになり、見た目が悪くなります。でもこのサプリに入っている、この成分を摂取するとお肌の調子が良くなり・・・」
みたいな一文があるとします。

この一文って、自然に見えるかもしれませんが、一生懸命、子育てしているママさんが見ると傷つくと思うんですね。

「私って、自分の命をかけて、子育てしてるのに、ボロボロで見た目が悪いんだ」って思うはずなんです。
こんなことはしたくないですね。

なるほど。無意識に傷つけてることってきっとありますよね。

僕も二人の子どもがいるので、妻や妻の友達などを見ていますが、子育てしている女性って、確かにご苦労はあると思いますが、輝いていますからね。

なのに、そういう人に商品を売りたいからと言って、「ボロボロ」とか「見た目が悪い」とかの表現をするのは良くないですよね。

あとは、炎上目的、自社へのサービスの誘導目的、変な正義感から出る批判記事でも、個人や、固有のサービスや企業を安易に批判するのは、どうなのかと思います。

それが社会的な意義があったとしても、自分の子供がそういう人にはなって欲しくないと心から思っています。

もし本当に批判や批評をするのであれば、個人名を出して、自分にブーメランが返ってきても、心の底から「自分が正しい」「世の中を変えたいんだ」と言えるような状態で、情報発信してもらいたいです。
逆に、褒めるのはめちゃめちゃいいと思います!

現実的に僕らって結構なベテラン世代で(河井さんはまだ若いですが)、若い人たちの考え方や手法についていけないことも多々あります。

僕はただ眺めていて、数ヶ月通用しているようであればメソッドとして自分の中に入れて、すぐ廃れてしまったものは失敗事例(一過性事例)としてストックしています。

河井さんは若いスクール生との交流も多いと思いますが、その辺りどうされてますか?

僕は、基本的に考え方、手法、テクニックについては新しい情報を積極的に収集をしていません。

たまに会員さんに「河井さん、こういうリリースありましたが、状況ってどうですか?」とか言われて、「えっ!そうなの!」って時があります。笑

というのも、僕は企業へのコンサルティング、WEBマーケティングのお手伝い、アフィリエイターさんやブロガーさんへの情報提供というのが、お仕事になるのですが「知った情報を単純にそのまま横流しにする」ということが嫌いだからです。

というのも「幸せになってない占い師」とか「全然金持ちじゃないファイナンシャルプランナー」とか「めっちゃダサいファッションデザイナー」って信じれないですよね?笑

それと同じで、教える立場、支援する立場って、自分でちゃんとやって成功していないといけないと思うんです。

「情報の横流し」は、独自の価値をまったく生んでないですよね。

僕は「SEO対策で『自分の』サイトを上位表示できるようになったから、SEOを教える立場」になりましたし、「アフィリエイトで『自分の』サイトで収益化できるようになったから、アフィリエイトを教える立場」になりました。

そして企業さんのWEBマーケティングのお仕事も『クライアントの成功』確率が上がったから、今は大々的にやっています。

確かに、本を読んだり、情報収集をすれば、驚くほどノウハウや技術は出回っていますが、その中でも、自然体に自分の耳に入ったものを、まずは自分のサイトで実験をしてみて、その成果を人前で話したり、記事にしたり、企業のマーケティングに利用します。

そして昔は自分でも必死で情報収集していましたが、自然に耳に入ってこないノウハウは、「嘘」「そもそもあまり効果がない」「長続きしない」ものがほとんどなので、自分で情報収集しなくなった。という経緯があります。

そのあたり、僕の考えも共通していて、結局のところ根本がしっかりしていないと単なる劣化コピーなんですよね。

自分も著者であるので自戒を込めてなんですが、最近で回る書籍の内容の薄さは恐ろしいものがあります。古典と言われるような書籍を1ヶ月かけて1冊読む方がずっと身になると思っていますし、僕もそんな本を書こうと毎日原稿とにらめっこしてます。締切守れなくてすみません。

さて、いまさら根本的なことをお伺いしますが、河井さんにとっての情報発信ってなんですか?

僕は「ほっこり」しながら、役に立つことです。いわゆる「優しい人」になりたいです。笑

怪しい人?

違います。笑

僕の記事やTwitterなどを見てもらえると分かるのですが、確かに尖った意見もあるかもしれませんが、基本的には丸いと思います。

めっちゃ恥ずかしいんですけど、これはガチのリアル話で、小学校3年生くらいまでは、初詣のお願い事は「ウルトラマンになりたい」です。

で、小学校6年生までは「ウルトラマンみたいに優しくて強い人になりたいです。」というお願いごとでした。小学校4年生くらいで、ウルトラマンは実際にいないと分かったので、ちょっと変わりました。笑

今は、あまり世界を変える!!とか言える立場ではないと思っているので、「(家族と親族の顔を浮かべながら)全員の名前を言って、僕自身と、僕が関わっている人たちが良い1年になりますように」とお願いするようにしています。

全世界でみると、小さい範囲になりますが、まぁこれくらいの範囲なら、神さまも「しゃーねーな!」と言って叶えてくれそうじゃないですか。笑

これはきれいごととか、評判を上げるためとかではなく、ガチのやつです。笑

いえいえ、地に足がついていてすごい良いと思いますよ。

ちなみに今もウルトラマンへの憧れがあって筋トレをしているのですが、パーソナルトレーナーに「どういう体になりたいですか?」って聞かれた時に「ウルトラマンみたいな体」と言って、「いや、もっとあるでしょ。例えが斬新!笑」と言って笑われました。笑

お、筋トレの話は最高ですね。僕も今年の目標はベンチプレスで90kgを持ち上げることで、来年の目標は100kgなんですね。なぜ100kgかというと、100kg持ち上げられれば人類の3%に入れるらしくて、人類の3%って頭おかしくないですか?資産額では勝てなくても重量で…(以下略)

コホン…。

そういうスタンスが根っこにあるので、自分が情報発信しているモノ(記事、投稿、つぶやき等)を見て

・お!自分でもできそう!
・自分はこれで良かったんだ!
・やる気が出てきた!もっと頑張ろう!

みたいになってもらえれば嬉しいなと思っています。

そうそう、2019年の目標ってなにかありますか?僕の目標は「原点回帰」なんですが。

めっちゃがっかりするかもしれませんが・・・

「VOLVOを買う」です。

というのも仕事面では、基本的にお受けしている仕事ごとに目標値があるので、それらを粛々と達成するだけです。

それらのお仕事はNDA(秘密保持契約)があるので、具体的には言えないんですよね。笑

その他、情報発信という意味では、今まで通り、ほっこりさせる記事を書き続けるということくらいなので、おもしろさもないかなと。笑

僕は車を持ってないんですね。カーシェアを使ってます。このサービス、めちゃくちゃ便利なんですよ。

でも子どもの「安全性」みたいなのをめちゃくちゃ調べたことがあるんですが、たどり着いた答えがVOLVOだったんですね。VOLVOの記事広告みたいになってますが。笑

なのでVOLVOの一番大きくて頑丈な車を買う!が目標です。笑

妻も免許をとりましたし、とにかく安全な車に家族を乗せたいと思っています。それが一番、突拍子もない、おもしろい目標ですかね。笑

最後の最後まで地に足がついた現実的な回答ありがとうございます笑。

インターネットの業界って一発逆転的なことがあったり、魔法的な印象も強いかもしれませんが、淡々と長期間、楽しく生き残っていくためには、夢と現実のバランスを取りながら活動していくのが大切ですよね。

今日はありがとうございました。