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コミュニティやオンラインサロンってなぜキモい?

こんにちは、ギガ盛りブログ飯という100人規模のオンラインサロンを3年近く運営しているのにもかかわらず、まったくもって教祖感が無い染谷です。参加メンバーのみなさん、もうちょっと僕のことチヤホヤしてくれても良いんですよ。

さて、煽り気味のタイトルにしましたが、この記事を読んでいる人の多くは「コミュニティ(オンラインサロン)ってなんか怪しくてキモくない?」って印象が心の中にあることでしょう。

ではその怪しさ、キモさの原因を考えてみたことはありますか?僕は常々考えてます。怪しいの大好きですから。

あくまでも僕の定義ではありますが、なぜコミュニティは外部から見るとキモくなってしまうのかを解説しつつ、キモくならないコミュニティの運営方法についても少しだけ説明していきたいと思います。

そもそもコミュニティとは

まず、コミュニティとオンラインサロンの区分をおこないます。と言っても考え方はシンプルで、コミュニティの一部がオンラインサロンです。

そもそもコミュニティとは、人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域、およびその人々の集団、地域社会、共同体を指します。現実社会ではAKB48を代表とするファンクラブ、Jリーグサポーター、草野球チーム、子育てサークル、PTAなどが該当します。

インターネット業界で表すと、古くはmixiやメルマガ読者、近年ではオンラインサロンやnote、スクーやNewsPicksなどもコミュニティの一種です。

コミュニティはなぜキモくなる

要素はたくさんあって、とても全ては網羅できないのですが、僕が思い当たるものを解説していきます。

これらの要素が含まれていればいるほど、そのコミュニティの結束は強くなり、主宰は絶対的存在になり、そして外部の第三者が見るとキモくなります。

誤解してほしくなのは「キモい=悪」ということでは無いということです。結束を強めて閉鎖的なコミュニティにするのも、外部との交流を増やして開放的なコミュニティにするのも、主宰や参加者が選べば良いわけです。

知識や経験がなくて選べない(選ばせることができない)状態が問題なのです。

というわけで、キモくなる要素5つ+αを解説していきます。

1.主宰が小さな社会の王様になりたがる

これが一番大きな要素です。主宰のキャラクター次第でコミュニティの雰囲気は大きく変わります。

・なにかしらのジャンルで結果は出している(ように見せている)
・自己顕示欲が強い
・威勢はいい(発言が強い)
・自分の言っていることは正しい
・自分のテリトリーがすべて
・チヤホヤされるのが好き

このような主宰者は小物界の大物程度の実力ですから、コミュニティ外の人は「なんであんな人に習いたいんだろう」と不思議に思います。不思議を超えてくるとキモさに変わってくるんです。

2.古株メンバーが主催を神格化する

ある程度、コミュニティの運営期間が延びてくると、初期メンバーと新規メンバーの温度差が出てきます。

コミュニティが大きくなればなるほど、一部の古株メンバーが特別意識を持ち始める場合があります。スピッツは俺が育てた系ですね。新規メンバーが交流しづらい空気がコミュニティに流れてしまうんです。

これは古株メンバーが悪いのではなく、主宰者のコミュニケーションバランスが悪いことで生じる現象です。気心の知れているメンバーとじゃれ合ってたい気持ちは十分理解できるのですが、可能な限り公平に交流しましょう。

主宰者との親密性を自慢する古株メンバーが出てきたら要注意です。

3.たった一つの正解を強要する

この世の中、たった一つの正解なんてあるわけないのに、なぜかコミュニティ内では「これが正解」だと強い指導がなされる場合があります。そして「正解」に従わないと、存在価値を否定されるコミュニティも一部存在します。

主宰や運営幹部が絶対的ルールになってしまうと、発言の自由度が失われコミュニティの空気が澱みます。

指導力、カリスマ性によって一直線で最短距離を走らせるというやり方を否定するわけでありませんが、従順に従うメンバーたちを外から眺めると・・・ねぇ。

一方、自由度の高い(選択の幅が広い)コミュニティは、選択肢が多い分、メンバーの自立が求められます。さまざまなヒントをもとに、自分の頭で考えて行動してもらうスタイルです。この場合、試行錯誤する時間が必要になるので、成果が出るのは遅くなる傾向があります。

4.自分のコミュニティの外部を否定する

自分の所属するコミュニティ以外を否定することで、優越感・特別感を与える方法もあります。

「このコミュニティに入ってる自分たちは最高で、それに気づかない人たちはバカ」という感覚ですね。自分や仲間たち以外を受け入れないという排他的な思考を植え付けることで、参加メンバーの結束を強めるやり方です

自分たちの考えに異を唱え、退会したメンバーのことを攻撃している状況を見て怖いと思ったことはありませんか?

5.依存度を高めて自立させない(できない状態にする)

上記、4つの項目を親切丁寧に実行していくと、思考能力を減退させるので、立派な指示待ちメンバーができあがります。

指示通りに動いていればある程度の結果が出るし、主宰の影響力によって多少のドーピング効果が生まれて、自分の能力以上の成果につながったりもします。

そうなると場を離れて「自分の力でやっていこう」という意思が失われていきます。

+α.セルフブランディングをキメ過ぎる

この項目は+αであくまでもおまけなのですが、セルフブランディングをゴリッゴリにキメている時点で(僕は)キモいです。

たとえばこの3つ。

・腕組みしたプロフィール写真
・小学校時代からの山あり谷あり長文プロフィール
・不自然に意識高い投稿ばかり

適度にブランディングするのは別に問題ありませんが、全部盛りでなおかつ野菜マシマシとかにされるとさすがに胸焼けします。

小学校時代からそんなに挫折して、その壁を乗り越えたりします?小学校時代なんてドラクエやってるかロードス島戦記読んでるかぐらいでしょう。

ちょっと影響力の強い一般人の人生に、そこまで興味持つ人は稀なはずです。逆にまじまじと読んで、しかも共感して涙してしまうようであれば、信者化してしまう可能性もあります。

あと、僕だってやろうと思えば、意識高い発言だってできるんですよ。

でもやらないんです。意識高いツイートすればカリスマ感出るのは知ってます。フォロアーが増えるのも知っています。

でもやらないんです。意識高いツイートは1割以内にしています。

「こんな呟きばっかりしてるから教祖感出ないんだよ」と嫁先生に詰められる毎日ですが、それでもいいんです。

ポンコツ感は崇拝されないために有効なんです。ハイボールの飲み過ぎで脳がふやけてるわけじゃなくて、意識してやってるんですよ(本当に)。

それでもコミュニティは重要

数年前から言ってますが、キモかろうが、キモくなかろうが、自分を中心としたコミュニティを作っておくことは、これからの時代を楽しく生きていくためにはとても大切です。ビジネス的にも私生活的にも。

コミュニティを作る一番のメリットがリスクヘッジです。いつまで検索エンジンから集客できると思っていますか?

それらの内容は以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

自分を中心としたコミュニティを作る一番のメリット
※この記事はオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」内で公開されている内容を、一部加筆修正して当ブログに掲載しています。 僕が今まで散々受けてきたセミナーや勉強会の…
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